水槽用クーラーのZRシリーズ。
ZRシリーズはゼンスイが販売しています。
使い方や機能・性能から、クチコミ・評判まで紹介します。
水槽用クーラーはいろんな会社から販売されており、その種類も豊富にあります。
ゼンスイのZRシリーズの使い方や性能・特徴という基本的な情報を紹介します。
また、実際に使用している人のクチコミ・評判も最後に掲載しているのでぜひ参考にしてください。
ゼンスイ水槽用クーラーZRの機能・特徴
ZRシリーズはゼンスイが提供している水槽用クーラーの機種で、適合水量などにより機種が5種類あります。
いずれも適合水量や消費電力が異なりますが、使い方・設置方法・特徴などは大きな違いはありません。
水槽用クーラーZRシリーズの機能や特徴などゼンスイが取り上げているものをまずは紹介します。
高品質で初期費用を抑えたコスパに優れた機種
品質はキープしながらも低価格を追求したのがZRシリーズの特徴の一つでもあるそうです。
家庭用クーラーとしてコストパフォーマンスに優れており、定番機種として人気があるようです。
水温センサーは本体内部なので水槽内がスッキリ
水温センサーは本体タンク内に内蔵されており、水槽内に水温センサーを入れる必要がありません。
これによって水槽内に設置する器具が少なくなり、見た目がスッキリします。
それだけでなく循環ポンプが故障した際にも、クーラーの稼働をストップさせてタンク内の凍結・事故を防ぎます。
4℃~40℃の範囲で1℃単位で水温調節が可能
4℃~40℃という広範囲で、1℃単位で水温調節・設定が可能で、飼育する生体に合わせて好みの水温に設定できます。
表示温度補正機能付き(±5℃)
タンク内に水温センサーがあるため、水槽内の水温計との表示水温に誤差が生じることがあります。
必要に応じてクーラーに表示される水温を±5℃の範囲で補正表示させることが出来ます。
淡水・海水で使用可能
水温を下げる為の熱交換器の素材にはチタンを採用しています。
そのため海水での使用に置いても耐蝕性と耐久性に優れており、冷却効果も優れています。
ZR-miniなら少ない流量で使用可能
ZR-miniはZRシリーズ機種のなかで最も小型の水槽用クーラーです。
毎分10ℓという少ない流量でも使用できるため、小型水槽にも使用可能です。
ZRシリーズはmini以外にも4機種ありますのでどんなものがあるのかは後で紹介します。
自動で冷却・保温コントロール
ZRシリーズで水温を自動で冷却することが出来るのはもちろんですが、本体にはヒーター接続用のコンセントが付いています。
クーラー本体のコンセントでヒーターを使用することで、タンク内の水温センサーによりヒーター稼働時の保温・自動停止も可能です。
これによって夏場の冷却から涼しい季節での保温まで、1年中水温を管理することが出来ます。
マイナスイオン発生装置付き
ZRシリーズの本体にはマイナスイオン発生装置が付いており、本体が稼働している間は本体よりマイナスイオンが発生します。
水槽用クーラーにマイナスイオン発生装置がなぜついているのかは分かりませんが、何か意味があるのでしょう。
ZRに特有と言える機能・特徴は少ない
上記までがゼンスイ社が謳っているZRシリーズの特徴です。
調べてみましたが、ここで紹介してきた特徴・機能でZRに特有と言えるようなものは少なかった印象です。
他社のクーラーにも同じような機能が付いているものがあるかもしれませんが、以下の点がゼンスイZRシリーズ(ZCにも同機能あり)で特筆して言えるところです。
- 40℃までの水温設定(使うことがない?)
- 流量10ℓ/分から使えるminiがある
- マイナスイオン発生装置付き
この中でも必要なさそうなものもあるかもしれませんが、これはこれで特徴として捉えましょう。
ゼンスイのZRシリーズは5機種のラインナップ
ゼンスイの水槽用クーラーZRシリーズは5機種のラインナップがあります。
どんなものがあるのかを紹介します。
機能的なものや接続方法はどの機種もほぼ同じで、水槽サイズ・水量によって機種を選びます。
具体的・正確な機種選びとしては後で紹介する、ゼンスイHPの「クーラー選定・計算式」で調べてみましょう。
水量180ℓ以下対応のZR-mini
ゼンスイのZRシリーズで最も小型の水槽用クーラーが ZR-mini です。
180ℓの水量は水槽なら90㎝水槽まで になります。
90㎝以下の水槽を利用しているのであれば「ZR-mini」で水温調整が保てるようです。
水量300ℓまで対応のZR-75E
ZRシリーズで2番目に小さいものが ZR-75E です。
小さいと言ってもこの時点で既に水量300ℓ以下までの適合となっています。
一般的な120㎝水槽なら水量が243ℓ程度なので、 120㎝水槽で使用するならZR-75E を使用するのがおすすめです。
オーダー水槽・特注大型水槽向けの3機種
120㎝水槽以上の水槽はもうほとんどがオーダーメイドの特注水槽・受注製造の水槽となります。
そんな大型水槽向けのゼンスイの水槽用クーラーが以下の3機種と適合水量です。
- 500ℓまでのZR130E
- 700ℓまでのZR180E
- 1,000ℓまでのZR250
このサイズになると一般的とは言えない豪華というかすさまじいサイズの水槽ですね。
ZRシリーズの消費電力・毎月の電気代について
クーラーは本体価格もなかなか高価ですが、電気代も気になりますね。
ZRシリーズの電気代を単純明快に紹介しましょう。
各地域・契約電力会社やプランで差が出ますし、稼働時間にも左右されるので参考程度に留めてください。
いずれも24時間稼働し続けた場合の月の電気料金です。
- ZRminiは160Wで3,110円
- ZR-75Eは220Wで4,276円
- ZR130Eは350Wで6,804円
- ZR180Eは450Wで8,748円
- XR250Eは520Wで10,108円
上記の通りですが、実際はクーラーの設定温度になると一時的に稼働しなくなります。
現実的に考えると稼働時間は長く見て12時間程度以下なので、かかってくる電気料金は上記の半額以下程度になってくるでしょう。
ゼンスイ水槽用クーラーZRの設置方法
ゼンスイ水槽用クーラーZRシリーズの設置方法についてです。
ZRシリーズ本体にも水を循環させるためのモーターがついていないため、別の動力に接続してクーラー内に水を循環させなければなりません。
基本的な接続・設置方法としては以下の4通りの設置方法があります。
水槽用クーラーZRを外部フィルターに接続して設置する
外部フィルターを使用している人やこれから使用したいと思う人におすすめの設置方法です。
画像のように外部フィルターの排水ホースをZR本体の吸水口に接続し、クーラー排水ホースから水槽に冷えた水を戻す設置方法です。
ゼンスイのZRを水中ポンプに接続して設置する
ゼンスイのZRを水中ポンプに接続して設置する方法です。
水槽内に設置した水中ポンプとZRクーラー本体の吸水口をホースでつないで吸水し、本体排水口から水槽内のシャワーパイプなどから排水します。
外部フィルターを持っていない場合や、外部フィルターの流量を落としたくない場合にはこの方法がおすすめです。
オーバーフローのマグネットポンプ・水中ポンプに接続して設置
オーバーフローの濾過槽内の水をマグネットポンプや水中ポンプをZR本体に循環させて水槽に戻す方法です。
画像を見てもらえればオーバーフロー利用者は分かると思いますが、普段マグネットポンプや水中ポンプで水槽に水を戻しますが、その途中に水槽用クーラーを入れる設置方法です。
ゼンスイ水槽用クーラーZRの水温設定方法
ゼンスイの水槽用クーラーZRシリーズの水温設定方法も紹介します。
水温の設定は画像のように本体のコントロールパネルで次のように行います。
- SETボタンを1回押す。
- UP・DOWNボタンで希望の設定温度に合わせる。
- 合わせて10秒後程度で現在水温表示に戻り終了
この簡単な方法だけで設定できるのでなにも難しいものではありません。
ZRシリーズ、水槽用クーラーの掃除・メンテナンス方法
ZRシリーズでやるべき掃除・メンテナンスは3つあります。
フィルター・コンデンサーフィンのメンテナンス
フィルター・コンデンサーフィンがほこりなどで目詰まりすると冷却機能が低下します。
目詰まりを予防するために2週間に1度の掃除を以下の手順で行います。
- 両サイドの取り出しスイッチを押し、前に引き出しながら少し上に持ち上げてカバーを外す。
- エアフィルターに付着した埃を掃除機などで取り除くか、水で洗い流して乾燥させる
- エアフィルターを外した状態でコンデンサーフィンにつまったほこりを掃除機で吸い取るか、エアダスターで取り除く。
- フィルター・カバーを取り付けて終了。
この手順を行うことで効率的に水槽用クーラーの効果を得ることができるので、是非メンテナンスを行いましょう。
本体の掃除
本体外装・表面の掃除はぬるま湯を浸した布をしっかり絞って汚れやほこりを拭き取ります。
シンナーやベンジン、アルコールなどでしっかり掃除したいと思うかもしれませんが、本体劣化の原因になるので避けましょう。
電源プラグの掃除
長期間の使用で電源プラグにほこりが溜まることがあります。
トラッキングによる火災予防のためにもコンセントは柔らかいブラシなどで定期的に掃除をしましょう。
ゼンスイの水槽用クーラーでどれを選んでいいか悩んだら
ゼンスイのZRシリーズにも種類があり、ZR以外の種類もあります。
どれを選んでいいか決めれない場合はゼンスイのHPでどれを選べばいいのか計算をしてくれます。
以下のURLに移動し、水槽のサイズなどを入力することでおすすめのクーラーを算出してくれます。
クーラー選びのひとつとして参考にされてもいいのではないでしょうか。
ゼンスイの水槽用クーラー「ZR」と「ZC」の違い
ゼンスイの水槽用クーラーにはZR以外にも複数の種類があり、そのなかのひとつにZCシリーズがあります。
ZRとZCの違いについての質問が上がりやすいのでここで紹介したいと思います。
すべてを挙げると混乱しやすいので、とくに役立つ・大きな違いなどをかいつまんで紹介します。
生産ラインの違い
どちらもゼンスイの商品ですが、製造場所が異なることが違いのひとつとして挙げられます。
ZRシリーズは中国製でZCシリーズは韓国で製造 されています。
生産国などにこだわりがある方もいるかもしれませんが、製造が中国や韓国でも販売しているのは
日本のメーカーゼンスイです。
サポートなどはしっかりしているので安心して購入・利用できます。
機能・性能の違い
簡単にまとめると ZCはZRの上位機種 、つまりZCシリーズのほうが優れています。
具体的には以下ような点がZCのほうが勝っています。
- 省エネ・静音性が高い。
- 連続運転によるトラブル回避。
- メンテナンス時期をランプでお知らせ
- 0~60℃の範囲で水温調整
- 0.1℃単位で設定水温変更可能
他にもいくつかありますが、大きくはこのような違いがあります。
ZCシリーズは性能が高いぶん価格も高くなっていますが、より確実に・細かく安全に使用したいという場合はZCシリーズがおすすめです。
ZCシリーズに関しては下記記事で紹介をしています。
ゼンスイのZRシリーズのクチコミや評価・評判
ゼンスイのZRシリーズに決めてしまう前に、一度実際に使用している人のクチコミ、評価・評判などを参考にしてみるのも良いですね。
「良いクチコミ」と「いまいち」というクチコミの両者を紹介します。
ZR特定の機種ではなく、全体的なものを紹介します。
ZRシリーズの良いクチコミ
ZRシリーズの「良い」というクチコミから紹介します。以下のようなクチコミがありました。
- 短い運転時間で冷やしてくれる。
- セットが簡単で使いやすい
- 以前のクーラーよりも低規格を購入したが良く冷える
- 設定水温より1℃上がるとちゃんと稼働した。
- 他社よりコンパクトですっきり。
- コンパクトサイズにもかかわらずしっかり仕事してくれる
- 意外と静かだった。
良いクチコミでは きちんと冷やしてくれること と サイズがコンパクト というクチコミが目立ったように感じます。
悪いクチコミにも良いクチコミにもあるのが作動時の音。
エアポンプなど他商品でもそうですが、騒音に関しては同商品なのに意見が割れるのもアクアリウムあるあるかなって思いました。
ZRシリーズのいまいちなクチコミ
ZRシリーズのいまいちなクチコミです。良いクチコミも良いですが、イマイチなクチコミも重視してみましょう。
- 寝室で使うのは難しい動作音。
- 稼働時の音が気になります。
- 設定温度から0.5℃差で動いてくれるとベスト。
- 第一印象、うるさい。
- テレビを見ているとうるさく、電源切りたくなる
悪いクチコミとしては作動時の騒音に関するものばかりが目立ちました。
ここは 購入前にどのくらいうるさいのか の覚悟・予想次第なのかなと思いました。
「めっちゃうるさいらしい」と考えて購入すれば「意外と静か」と評価できるでしょうし、「意外と静かなんだな」って思って購入したら「想像してたよりもうるさい」と評価しそうですね。
ZRシリーズの記事を書いてクチコミを調査した総評
ZCシリーズをまだ調査していませんが、ZCの下位にあたるZRシリーズで結構高評価だったのでおすすめしたいクーラーです。
ゼンスイには小型水槽用のテガルというものもありますが、ZRのほうが確実に水温を調整してくれそうな印象です。
「クーラーにお金をかけてもいい」という人はZCシリーズを検討してみましょう。
おわりに
水槽用クーラーのZRシリーズを調査してみて次のようなことを感じました。
- 高機能とは言えないが充分な性能がある。
- 値段は他社よりちょっと安いか。
- コンパクトで騒音以外は高評価
総じてみると よけいな機能を求めない人にはおすすめしたいZRシリーズ という印象です。
わたしはゼンスイのクーラーを使用してないのが本音ですが、次に購入するならZRシリーズがいいかなって思いました(^^♪
最後まで読んでいただいてありがとうございます!(^^)!
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