エーハイムのプロフェッショナル4!
プロフェッショナル4の特徴などを紹介。
使い方や特徴もプロフェッショナル4ならではのものも。
エーハイムの外部フィルター。プロフェッショナル4について解説します。
使い方はもちろん。ろ材のセットの手順などまで解説します。
今回は
エーハイム
プロフェッショナル4
使い方
この3つのキーワードからまとめます。
プロフェッショナル4シリーズとはどんなもの?
エーハイムプロフェッショナル4シリーズには、クラシックシリーズやエココンフォートシリーズにはない4つの機能があります。
まずは4つの機能を紹介します。
プロフェッショナル4の特徴①:メンテナンスの簡便性アップ
プレフィルターが外部フィルターの最上部にセットされています。プレフィルターが最上部にあることで、ろ材すべてを取り出すことなくプレフィルター(物理ろ過ろ材)のみをメンテナンスすることができます。
つまり生物濾過ろ材(リングろ材など)をすすぐ・取り出す機会が減少するため、バクテリアの減少が抑えられ、生物ろ過が安定しやすいということになります。この機能はプロフェッショナル3、プロフェッショナル3eにも搭載されています。
プロフェッショナル4の特徴②:メンテ後の再起動がスムーズに
エーハイムプロフェッショナル4は呼び水レバーを押すことで濾過槽内に水槽内の水を貯めることができます。これまで大変だった呼び水が簡単になることで、メンテナンスが苦になることも少なくなるでしょう。
プロフェッショナル4の特徴③:メンテナンスが簡単に
プロフェッショナル4はダブルタップではく、本体に接続しているホース接続部(ホースアダプター)そのものが取り外すことができます。
これによってダブルタップを分離し再接続していたわずらわしさから解放されます。
プロフェッショナル4の特徴④:流量を一時回復
流量が低下してきたらメンテナンスをする必要性があります。
とはいえ、流量が低下しているのに気づいてもすぐに対応できないこともあるはずです。そんな時にエクステンダーノブを開放すれば細目フィルターを通過させずに吐水できるようになり、流量が回復します。
ただし、その分小さなゴミなどが流入することにはなりそうです。
プロフェッショナル4シリーズの機種の種類
エーハイムプロフェッショナル4シリーズには以下のような種類があります。
アクアリウムのジャンル(水草水槽・熱帯魚水槽・海水水槽)や水槽のサイズ・水量によって種類が2271,2273,2275の3機種に分かれます。
いずれの種類でも構造は同じですが、入るろ材の量やポンプ流量などが異なります。
エーハイムクラシックシリーズ・ジャンル別適合機種一覧表
機種名 | 2271 | 2273 | 2275 |
適合水槽(目安) | 75~90㎝ | 75~90㎝ | 90~150㎝水槽以上 |
プロフェッショナル4シリーズの適合機種としては上記の表のように推奨されているようですね。
水草水槽といても生体の数の違いや、熱帯魚水槽でも大型魚・小型魚などで水の汚れ方も異なってきます。
サイズを一覧で確認するのはもちろんですが、飼育している生体の数や種類、エサの頻度なども考慮して選ぶことが大切そうですね。
プロフェッショナル4、ろ材のセットの手順
エーハイムプロフェッショナル4シリーズではクラシックシリーズや500とはちょっと異なる水の循環になります。
そのため、ろ材のセットもこれまでとは異なるので、初めてセットする際には注意が必要です。
プロフェッショナル4シリーズはまずは最上層の専用粗目パッドを通過して最下層に流れ、最下層から上層に向かって水が流れます。ではろ材のセットの手順を2273を例として最下層から紹介します。
プロフェッショナル4のろ材① メックプロ
最下層にはメックプロをセットします。
メックプロとはプラスチック素材でユニークな形をしています。その特徴的な形ゆえにゴミやフン、エサの食べ残しをしっかりキャッチしてくれます。表面には隆起があり、濾過バクテリアの住処ともなります。
プロフェッショナル4のろ材② バイオメック
エーハイムバイオメックをセットします。
バイオメックは膨らみのあるチップ状な形状をしており、中央がややくぼんでいます。中央のくぼみは残ったフンやゴミなどをキャッチできるため物理濾過として効果を発揮します。
また、多孔質であるため濾過バクテリアの繁殖にも適しており、効果的に生物濾過を効かせてくれます。
有害なアンモニアをより害の少ない亜硝酸へ変化させ、さらに毒性の少ない硝酸塩に分解してくれます。
プロフェッショナル4のろ材③ エーハイムサブストラットプロ レギュラー
最下層から3番目にはエーハイムサブストラットプロ レギュラーをセットします。
エーハイムサブストラット レギュラーは球状の多孔質ろ材です。多孔質ろ材は表面積が広いので、それだけ多くのろ過バクテリアが定着することができ、より強力に生物濾過を効かせることができます。
プロフェッショナル4のろ材④ 細目パッド
最下層から4番目には細目パッドをセットします。
サブフィルターやこれまでのろ材ではキャッチできなかった微小なゴミやフンなどを細目パッドで濾しとり、水槽内に戻らないようにします。
プロフェッショナル4のろ材⑤ 粗目パッド
最上層には粗目パッドをセットします。
他のシリーズだと最下層にセットする粗目パッドですが、前述したように水の循環は最上部のろ材を通過した後に最下層へ流れて上層へ向かいます。そのためこの順番のセットで間違いありません。
最上部に最も汚れやすい粗目パッド・サブフィルターがあるためにメンテナンスが容易にできるんですね。
エーハイム外部フィルタープロフェッショナル4シリーズではこのような順番でろ材を入れることを推奨しています。
ろ材を入れる順番についてはこれ以外の考え方もありますが、エーハイムは何度も試行錯誤を繰り返してこの結果に至っていると考えます。
私たちが持論でろ材の順番を考えてセットするのも面白いと思いますが、まずはエーハイムの推奨する方法でセットしてみると間違いはないのではないでしょうか。
エーハイム外部式フィルターの長所について
エーハイム外部フィルタープロフェッショナル4シリーズだけに限らず、エーハイムの外部フィルターは次のような長所があると紹介されています。
エーハイム外部フィルター長所:静音性が高い
外部フィルター自体がフィルターの中では最も静音性の高いものですが、その中でもエーハイムの外部フィルターはトップクラスの静音性があると好評です。
水槽から距離を置いてセット可能
密閉構造というだけではなくモーターも強力であるため、水槽の設置場所の雰囲気や水槽周囲の状況に合わせてエーハイム外部フィルターを水槽からある程度の距離を置いても設置することができます。離せる距離については各機種で異なるのでマニュアルでの確認が必要です。
エーハイム外部フィルター長所:ろ過能力が強力
それぞれの機種に合わせた純正の専用パッドや多孔質ろ材でバクテリアの定着に定評のあるエーハイムサブストラットプロなど、品質の高い高性能な専用ろ材を利用することで、より強力なろ過を実現することができるといわれています。
エーハイム外部フィルター長所:ろ材のメンテナンスが容易
外部フィルターはメンテナンスが大変というイメージがあります。
エーハイムが独自に開発したダブルタップの採用などで外部フィルター本体やフィルターケースを運ぶ際に床に水をこぼすリスクを最小限にとどめることができます。
エーハイム外部フィルター長所:アクセサリー・パーツが豊富
エーハイム外部フィルターは水流の強弱やプレフィルターなど、多種多様なアクセサリーがそろっています。自分の理想に近いようなセッティング、ニーズに合ったセッティングができることでしょう。
エーハイム外部フィルター長所:信頼性が高い
エーハイムの外部フィルターが人気なのはその性能によるものです。設計に無理がなく、高品質の資材で高精度に作られたエーハイムの外部フィルターの信頼性はトップクラスです。
メンテナンスをしっかり行えば10年以上使用することも可能です。
エーハイム外部フィルター長所:ユーザーサポートも
エーハイムのユーザーサポートではエーハイム外部フィルターの利用者の製品に関するいろんな質問や要望などにメールや電話などで応えてくれます。
エーハイム外部フィルター長所:価格に見合ったクオリティーを保証すると言っている
エーハイム外部フィルターは他社の外部フィルターよりも高価という声もあるそうです。
しかし高品質で高性能を実現するためには妥協ができないとのことで、安く販売することができないと言っています。
安価であることがすべてにおいて「良いこと」ではなく、優先すべきは高品質で高性能であることだとであり、価格に見合ったクオリティーを提供するとのことです。このような長所があります。
確かにエーハイム外部フィルターを実際に10年程度使い続けている人もいますし、それだけの魅力があるのだと思います。
セットできるおすすめのアクセサリー・パーツ
エーハイムにはたくさんのアクセサリーがあることを言いました。
種類が多いのですべて挙げるときりがありませんが、とくにおすすめのアクセサリーを紹介した記事があります。アクセサリー・パーツについては記事を参考にしてください。水流を強くするもの・弱くするもの、パイプの固定を美しく見せるものなど様々です。
アクセサリー・パーツに関する記事はこちら
↓↓↓
エーハイム外部フィルターに接続できるパーツ・オプションの種類や使い方
まとめ
エーハイムプロフェッショナル4シリーズは最上部に汚れやすいプレフィルター・粗目パッドがあるため、普段のメンテナンスは最上部の粗目パッドだけで充分。
生物濾過ろ材のメンテナンス頻度が少ないため生物濾過が崩れにくい。
アクアリウムのジャンル(水草水槽・熱帯魚水槽・海水水槽)や水槽のサイズ・水量によって2271,2273,2275の3機種に分かれる。
エクステンダーノブによりすぐにメンテナンスできなくても流量を確保できる。
使い方も比較的簡単で普段のメンテナンスも簡便に。
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