改造・自作・DIY

上部フィルターの改造で過能力向上!7種の改造を紹介!

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上部フィルターの改造・工夫でろ過能力向上!
ろ過能力アップと自己満足のために改造方法を紹介。
改造方法も動画・画像付きで解説します。

 

上部フィルターはそのまま使ってもろ過能力は高いのですが、改造や工夫をしてろ過能力アップさせることも可能です。

改造や工夫にも初心者にもできるものから難しいものまでいろんなものがあります。

今回は改造などが苦手な人でもできるような改造や工夫の方法を紹介します。この通りにしなくても応用して自分のアクアリウムや技術に応じた上部フィルターの改造方法を考えてみましょう。





 
 

上部フィルター改造は初心者でも可能?

上部フィルターは水を濾過槽に汲み上げて水槽に流すという簡単な構造です。そのため初心者でも比較的改造に取り組みやすいものです。

なかには本体に穴をあけるような改造もありますが、本体に手を加えるようなものは取り返しのつかないことにもなりかねません。

まずは本体に改造を加えないような【部品の組み合わせ】や【ちょっとした工夫】から始めてみましょう。

上部フィルター改造目的は4つ

上部フィルターの改造といってもその目的はあまり多くはありません。以下に解説する4つです。どんなことを目的に改造されているのかチェックしてみましょう。

改造➀ 通水させる水を増やす

上部フィルターの濾過能力がどれだけ高くても、ろ材に水が通らなければ意味を成しません。また、通水量が多ければろ過能力にも余裕が出てくるものです。

通水・汲み上げる水の量をアップさせることは濾過能力をアップさせる効果がります。

改造➁ 物理ろ過能力アップ

物理ろ過能力アップの改造は比較的簡単に行うことができます。物理ろ過を強化すれば生物ろ過の目詰まりも起こしにくく、結果的には生物ろ過を効果的に効かせることにもつながります。

改造➂ 生物ろ過能力アップ

生物ろ過能力をアップさせることも、改造で比較的簡単に行うことができます。通水性を上げることはもちろんですが、エアレーションをかけて濾過バクテリアの活性化を促すことなどが可能です。

生物ろ過のろ材に関する詳しい記事はこちらから
  ↓↓↓
生物ろ過【ろ材の種類】を紹介。おすすめろ材やろ材の特徴・選び方!

改造➃ 静音性アップ

上部フィルターでは水槽上部から水を落とすように水槽に戻すため、落水による音が目立ちがちです。

落水時にもエアレーションが効くので意味のある音とも言えますが、やはりアクアリウムには静音性も重視したいですね。

環境に合わせた改造をすることがポイント

とくに何も考えずに「なんとなく改造を」という人はいないと思いますが、改造をすることで見た目が悪くなることあるので、どうせ改造をするのなら目的を明確にして改造をするようにしましょう。

例えば、フンやゴミの出にくいような小型魚水槽で物理ろ過強化の改造をするのもあまり意味がありません。どうせなら生物ろ過が強化できるような上部フィルターの改造を行いましょう。

通水・揚水量アップの改造・工夫

より多くの水をろ過槽に汲み上げるための改造です。上部フィルターにはあらかじめ専用のモーターがついていますが、これをより強いモーターに変えることで水量を増やして通水性を強化します。

次の動画を参考にしてみましょう。

簡単にまとめると、もともとついているモーターよりも強力な水中モーターを使用して、ろ過槽により多くの水を通水させようというものです。

動画ではホースが水色で目立ってしまいますが、黒いホースを使うことで見た目の改善もできそうです。

デメリットとしては沈下性のエサもすぐに吸い込んでしまいそうなことくらいでしょうか。

物理ろ過強化の簡単改造・工夫

物理ろ過の改造ではとくに簡単なものを紹介します。基本的には“とりつけるだけ”なのできっと初心者の方でも簡単にできるでしょう。

プレフィルターを装着して物理ろ過強化

物理ろ過強化の改造は比較的簡単にだれでも行うことができます。とくに簡単な方法は専用のプレフィルターやスポンジを装着する方法です。

サブフィルターとは、濾過槽に水を入れる前にいったんゴミを濾し取ってくれるようなものをいいます。一例を挙げると以下のような商品です。

これはフィルターの吸水口に取り付ける簡単なタイプのものです。一般的には外部フィルターに使われることが多いようですが、上部フィルターにも取り付けることができます。

ただし、吸水パイプの径と合わないこともあるはずです。もし径が合わなければホースやパイプなどを駆使して取り付ける必要があります。

これを利用することでフンなどのゴミをプレフィルターで濾し取ることができ、濾過槽へのフンやゴミの流入を少なくすることができます。

これによってメインとなるろ過槽のろ材の目詰まりを予防したり、ろ材・上部フィルター濾過槽の掃除のタイミングを伸ばすことができます。

プレフィルター・物理ろ過に関する詳しい記事はこちらから
↓↓↓
プレフィルターってなに?プレフィルターの使い方は?メリット・デメリットも紹介。
【アクアリウム初心者必見!】アクアリウムにおける物理ろ過を解説!

スポンジフィルターを利用した改造

アクアリウム用品の改造でわざわざお金をかけるくらいなら既製品を買ったりするほうが見た目も性能も間違いはないでしょう。

アクアリウムを続けていると使わなくなった用品が出てくるものです。スポンジ部分、もしくはパイプ部分までを利用して上部フィルターの吸水口に取り付けます。一例を挙げれば下の画像のような感じです。

こちらはスポンジ部分だけを取り付けていますね。スポンジを通水させて水を上部フィルターに汲み上げるので、ろ過槽へのフンの流入を少なくできます。

また、下の画像ではスポンジフィルターのほぼ全体・パイプまでを使用していますね。

この通りにする必要はありませんが、何かしらヒントになるものがあるのではないでしょうか。
 
 
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生物ろ過強化の簡単改造・工夫

生物ろ過を強化する改造には主にろ過槽内でエアレーションをかける方法と、単純に濾過槽を増やしたり、ろ過槽の水位を高くする方法があります。それぞれにどんなものかチェックしてみましょう。

エアレーションに関する詳しい記事はこちらから
↓↓↓
エアレーションの方法と効果!効果的なエアレ・隠れエアレも紹介

ろ過槽内でエアレーションをかける

ろ過バクテリアの活性化のためにはろ過バクテリアへの酸素供給が不可欠です。どうすればろ過バクテリアに酸素を供給できるかを考えると、単純に【ろ過槽内にエアレーションをかける】ということが考えられると思います。

エアーカーテンを濾過槽内に入れてエアレーションをかけてもいいですが、そんな見えないようなところにお金をかけるのももったいないですね。

そこで自作のエアカーテンをろ過槽にセットしてみましょう。ろ過槽にエアカーテンをセットするためのヒントとなる動画が次のものです。

自作のエアカーテンの作り方は長いエアチューブにつまようじを差しただけのものだけでしたね。つまようじは刺したままにする必要はないでしょう。

私の上部フィルターでもエアチューブに針で穴をあけてろ過槽内でエアレーションをかけています。

エアカーテンの自作方法についての記事はこちらから
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アクアリウムのエアーカーテンの作り方!いろんな自作方法を紹介!
 
 
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上部フィルターろ過槽の水位を上げる

上部フィルターのリングろ材の量を増やしたいという人もいると思いますが、リングろ材を増やしてもろ過槽の水位が低くて【ろ材が水に浸からない】と悩んだこともあるのではないでしょうか。

水位が低いのであれば水位を高くすればいいだけですが、どうすればいいか考えつかない人もいるかと思います。

私も上部フィルターの水位を上げるために同じような改造・工夫をしています。以下の動画を参考にしてみましょう。

私の水槽ではちょうどいい径の塩ビパイプがあったのでそれを排水口に入れ込み、水位のかさ上げをしています。
 
 

ウェット&ドライ式改造

「ウェット&ドライってなんだ?」という方も少なくはないでしょう。フィルターにはウェット式とドライ式の二つに分かれます。

ウェット式とは私たちが普段使っているフィルターのタイプで、ろ材が水に浸かっている状態のものをいいます。一方で、ろ材が水に浸っている状態ではなく水が流れているようなものをドライ式といいます。

繰り返しになりますが、ウェット式は水に浸されている状態。ドライ式はかけ流し式といいますか、ろ材に水をかけ流しているようなものを差します。

そしてウェット&ドライ式というのは上部フィルターのなかでは一般的に【ろ過槽にある程度水が溜まれば一気に水槽に流れ出て、ろ過槽がほぼ空になって再び水が溜まっていく】というものをいいます。

原理を説明するのは難しいです。どんなものかというのを動画で紹介しておきます。

動画では水が溜まると吐水口から水が一気に出ているのが確認できたと思います。一時的にウェットの環境にはなりますが、すぐにドライ環境になります。この繰り返しをウェット&ドライ式というようです。

ドライになることで濾材が酸素に触れる機会もあり、濾過槽の水も流れ出てしまうので"̪止水域"がなく嫌気性のバクテリアなど有害になるようなバクテリアが発生しにくいため、そういった面でも効果的なろ過方式だと考えられます。

この改造方法なのですが詳しく書いているサイトがなく、私には原理などはよくわかりませんでした。

一説によるとウェット&ドライ式はウェット式に比べて5倍の濾過能力があるということです。かなり気になるので実際に自分で改造してみたいと思います。

もし改造が成功したら動画などをアップしたいと思います。
 
 

超簡単!静音性アップの改造・工夫

上部フィルターの音が気になってしまうポイントは以下の点だと思います。

    ➀ 吸水パイプからの流水音
    ➁ 排水口からの落水音
    ➂ モーター音

このうちモーター音はどうしようもないところがありますが、➀と➁に関しては改善の余地があります。

吸水パイプからの音を静音化

上部フィルターのなかには吸水パイプからの水がシャワーパイプから水が分散して注がれるタイプのものと、吸水口から一気に水が注がれるタイプのものがあります。一例をだすと、下のタイプのものはシャワーパイプタイプです。

そして静音化できるのが次のタイプの吸水口です。

シャワーパイプでは給水された水が分散されて注がれるためあまり大きな音はしませんが、ひとつの口から勢いよく水が注がれるタイプのほうはどうしても水の勢いが強いので音が目立ってしまいがちです。

そこでよく行われている改造・工夫が以下の画像のように、吸水された水がスポンジの上に当たるようにするものです。

排水口の水音を静音化

排水口からは一気に水が水槽に落ちながら戻っていくのでどうしても水音が発生してしまいます。この落水の音をどうすれば静かになると思いますか?

排水口からの水音を静音化するポイントは水が「落ちる」のではなく、「流れる」ように排水することのようです。

グランデカスタム600の簡単カスタマイズ

60㎝水槽の上部フィルターで人気があるのがグランデカスタム600という上部フィルターです。

このフィルターはそのまま使うだけでドライ&ウェット式の濾過ができるのですが、大きな特徴はろ過槽だけを追加購入することができ、上に重ねて使用することでろ過を強化することが可能なのです。

実際にろ過槽を積み重ねて利用している例を確認してみましょう。

見た目の問題はあるかもしれませんが、上部3段はドライ式のろ過槽で最下層の本体はウェット&ドライ式ですね。うまく水をくみ上げているのであればろ過能力はかなり高そうです。

つまりろ過槽を追加購入して積み重ねるだけでろ過を強化できます。ただし、水槽内の水をそれだけ上部まで汲み上げないといけないので、より強いモーターが必要になることもあります。
 
 
 



おわりに

今回は上部フィルターのいろんな改造や工夫の方法・例を紹介してきました。

上部フィルターの改造にもいろんな方法がありましたが、みなさんの改造の参考になれば幸いです。いろんな動画も挙げていましたが、お気に入りの動画があればチャンネル登録してあげてください( ^ω^ )

最後まで読んでいただいてありがとうございます!(^^)!
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