水草のなかでも育成させやすい種類のマツモ。
マツモは初心者でも育成できると人気の種類です。
水草のマツモの種類と育て方など紹介します。
マツモは水草のなかでもよく名前が知られている種類です。マツモが水草の中で有名な種類の理由は初心者でも比較的簡単に育てることが出来る水草だからです。
それだけではなく底床に植栽しなくても育成でき、価格も安価でありながら美しい透き通るような緑色をしています。
今回はそんなマツモという種類の水草の育て方や特徴などを紹介します。
マツモトいう水草について
マツモは日本だけではなく世界中の多くの川などに自生しています。マツモは有茎草と思われがちですが、根をはらず実は浮草の一種です。世界中に自生するような水草は少なく、世界中に自生している所から、「マツモは様々な環境に適応しやすい水草」ということが出来るでしょう。それが水草初心者でも育成しやすいと言われるゆえんだと思います。
マツモの育て方
マツモはこれまでの水質とこれからの水質の差があまり大きくなければ弱酸性から弱アルカリ性でも成長することができます。水温も15℃から25℃の範囲で育成すると言われていますが、実際には30℃程度の水温でも育っているように私は感じます。肥料・栄養が少なくても光合成が出来ればある程度成長出来る様です。
マツモはどんな水草なのか…その形態や美しさを動画で確認してみましょう。
いかがでしたでしょうか。それにしてもこの水槽、アヌビアスナナ?とマツモだけ?のレイアウト水槽のようです。個人的には結構好きな感じにまとまった水草水槽だったのでマツモの紹介をこの動画でさせてもらいました。
マツモの美しさは分かっていただけたと思います。
マツモを増殖させるには
マツモはもちろん長く成長しますが節のところから脇目を出して成長する事もよくあります。
マツモの数を増やしたい場合は脇芽からトリミングすればそこから増えていきますし、さらにカット部分から脇芽が出てくることもあります。もし脇芽がでなくても節が数節あれば成長するので途中でカットしても増殖させることが出来ます。
マツモを増殖・育成する際にとくに重要なのは光合成だと思います。マツモは浮草ですがショップなどでは鉛で巻かれて沈んだ状態で販売されたり、底床に植えられて販売されることもあります。しかし本来は浮草である為植えたりしていると日光に当たらない部分が出てくるため溶ける・枯れる原因となる事にもなります。
マツモを美しく保つために
マツモは美しい色である事や育て方、枯れる理由などを解説してきたので、どうすれば美しく保てるかというのはすでに分かる方も多い事でしょう。
マツモは成長が早い特徴があるので美しく維持するためには古い部分はカットしていきます。カットして古い部分を破棄するのはもったいないかもしれませんが、カットした部分から脇芽が出るので古い部分は処理するといいでしょう。
もし底床に植える場合は時折底床から抜いてカットして指し直すようにしましょう。
マツモの成長スピードについて
成長・育成しやすいといっても“どのくらい成長しやすいの??”って疑問に思ったりする方もいると思います。そこでYOUTUBEから成長具合がわかる動画を見つけてきたので参考にされてみてください。
成長が解りやすく記録されていたと思います。動画には出てきませんが、説明文には10日間程度で動画の変化が見られたということが書かれていました。
凄いですね!何が凄いかわかります?成長速度はもちろんですが、生体も何も入っていないこの水槽でこれだけの成長をしているところです。もしこれに生体が入っていたりするだけで水草の肥料となるものが発生しているのでさらに美しく、さらに成長速度は速くなると考えられます。
動画でマツモの成長のすごさが解ってもらえたと思います。
マツモを有効に利用する
マツモはカットしても増えやすい種類だという事は分かっていただけたと思います。もしカットした部分をどうしても破棄できないという人は金魚などを飼育していれば「エサ」として与えるのも有効です。
アナカリスもそうですがマツモも金魚は好んで食べます。増えすぎて困る場合は餌として利用しましょう。金魚だけではなく私の経験ではシルバーシャークなどコイ科?の生体は好んで水草を食べるようです。
またエビやメダカなどのエサや隠れ家ともなりますし、産卵の際にもメダカはマツモに卵を産む事もあります。マツモに限ったことでは有りませんが、水草は飾る以外にも活用方法はたくさんあるものです。
マツモを水槽に入れることのメリット・デメリット
マツモの特徴なども理解してもらえたと思いますが、ここでメリットとデメリットとしてマツモを特徴をまとめます。
水草マツモを水槽に入れるメリット
マツモは成長が早いのでたくさんマツモを浮かべたい時にはもってこいです。また成長が早いという事は水槽内の栄養を吸収してくれるという事なのでコケが発生するのを予防してくれている事にもなります。つまり水の浄化作用が高いといえます。とくに水槽の立ち上げ時には濾過バクテリアも少ない為コケが発生しやすいので、とくに立ち上げ時にはマツモを浮かべるといいでしょう。
増えすぎたマツモは生体のエサとしても活用できますし、メダカの産卵床としても活用できます。エビ・シュリンプなどの生活の場としても活用できます。
また成長が早いので数本だけ購入すれば増殖したマツモだけで底床に植えてレイアウトも可能です。
水草マツモを水槽に入れるデメリット
マツモのデメリットはとにかく増えすぎる事です。カットして容赦なく捨てることが出来るならいいですが、中には捨てれずに水槽内で爆殖してしまうこともあります。それ自体はとくに問題では有りませんが、すっきりとした美しいレイアウトを作ろうとするならとっと問題になってきますね。
トリミングのタイミングも早くなるので綺麗にレイアウトを整えたい場合は手間のかかる水草の種類と言えるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。水草のマツモトいう種類はとにかく増えやすい事で有名です。マツモの色もとても美しくて値段以上の価値はあると思います。
どんなに説明を読んでも実際に育成してみなければつかめないところもあると思います。育成してみて損をするような種類の水草でもないので、一度水槽に入れてその美しさなどを実感してみてはどうでしょうか(^^)
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