水草関連

活着系水草。ソイルなしでワサワサ増える活着系水草の種類を紹介!テグスよりも巻きやすい最高のものも紹介!

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活着する水草は増えやすい?
水草の中には活着する種類も。
種類によってはソイルなしでワサワサ増えるものも。
ソイルなしでワサワサ増える活着系水草を紹介!
テグスよりも巻きやすく巻き巻き作業が楽になるものも!

 
 
活着 というものを知っていますか?

水草 のなかには溶岩石や流木などに活着して成長するものがあります。

種類 によってはソイルや人工的な二酸化炭素添加なしの環境でもワサワサ増える都合の良い水草もあります。

私は砂利で二酸化炭素の添加もせずに、活着系の水草の種類だけで水草水槽を楽しんでおり、その経験の中で割とワサワサと増えてくれる活着系水草がいくつもありました。

今回はそんなソイルなしでもワサワサと増えやすい活着系水草とその種類を紹介します。

また、活着系水草だからこそできる手軽なアクアリウムのメンテナンス方法なども掲載しているので参考にしていただけると幸いです。

最後に、 テグスよりも巻き付けやすい最高の糸?を紹介 しているので最後までご覧ください。
 
 

活着の基本。活着とは何か

アクアリウムをやっていると活着という言葉をよく聞きますが、活着とはアクアリウムのためだけにある言葉ではありません。

活着と園芸用語であり、挿し木や移植などをした植物が移植した場所に根を張り、育成していくことを意味します。

山や川の石などにコケが生えていたり、草が生えていることもありますね。あれはまさに活着です。
 
 

アクアリウムの活着系水草の種類は?

アクアリウムにおける活着水草には次のような種類があります。
 

    ● ミクロソリウム等シダ系植物
    ● コケ・モス系植物
    ● アヌビアス系植物
    ● ブセファランドラ系植物

 
 
どれも種類がたくさんあるのですが、環境が合えば石や岩、流木などに活着して成長することができます。
 
 

活着系水草のメリット

活着系の水草のすべてに当てはまることではありませんが、多くの種類に当てはまるメリットを紹介します。
 

活着系水草のメリット①:強い光を必要としない

活着系水草の多くは“陰性水草”などと言われており、大げさに言えば陰でも育つ水草です。

とはいえ水草は光合成が必要なので光が全く不要というわけではないのですが、強い光を必要としない種類がほとんどです。

高光量の照明は高価だったりしますが、活着系水草の育成なら比較的安価な照明でも育成することができます。

ちなみに私はコトブキ工芸の照明を使用していました。
 
 

 
 
最近ではこのフラットLEDを強化したようなものまであって、びっくりしました(^^♪
 
 

 
 

活着系水草のメリット②:CO2添加不要

水草の育成にはCo2の添加が必須だと思われがちですが、陰性水草にはCo2を添加しなくても育成できるものがたくさんあります。

もちろんCo2があったほうが育成スピードは速くなりますが、必須ではありません。

生体などが酸素を消費して二酸化炭素を排出するのは私たちも熱帯魚も同じだそうです。生体が水槽に入っていれば自然と発生する二酸化炭素だけで育成が可能です。
 
 

活着系水草のメリット③:トリミングが簡単

水草水槽で面倒な作業のひとつが“トリミング”だと思います。

水槽の中に手を突っ込んで見えにくい角度から有茎草や前景草などをカットしなくてはなりません。もう大変です。体勢がきついと肩や腰など痛めてしまう人もいます(笑)

ところが活着できる種類の水草だとトリミングの負担が軽減できるのです。

例えば一般的な水草水槽だと植えた水草を水槽外に取り出してトリミングすることはほぼほぼ不可能です。

そんなことしていたら水草はダメージを受けて枯れたりしますし、なにより底床材が崩れてレイアウトが台無しです。

一例として過去の私の活着系水草水槽の画像を参考にしてください。昔のものなので画像が小さい・荒いのは修正できずもうしわけありません。

下記の画像が私の活着系陰性水草水槽です。
 
 

 
 
綺麗じゃないとかレイアウトセンスがないとかそういうのは置いといて、これだけの量のごちゃごちゃした水草をトリミングするのは大変なはずです。

しかしこの画像の水草は全て流木や溶岩石などに活着させているので、底床に根を張っていません。

つまり石や流木ごと水槽から取り出すことが可能なんです。

ちなみにすべての活着系水草を取り出した水槽の画像が下です。
 
 

 
 
いかがですか、とってもすっきりしました(^^♪

すっきりしたというよりも水草水槽がただの砂利水槽になってしまったといっても過言ではありませんね。

活着系水草はこのように水槽外に取り出すことができるので、取り出した後にゆっくりと近くで観察しながらトリミングをすることができるのです。

あと、トリミング後は水草を再配置することになるのですが、いつでもレイアウト・配置を変更することができるのがまたいいですね。

それから画像を見てもらえばはっきりわかりますが、ソイルは一切使用していませんしCo2の添加もなしで活着系水草を育成・維持できていることが証明できていると思います。
 
 
 
アウトドア&フィッシング ナチュラム
 
 

活着系水草のメリット④:トリミング・メンテナンスの手間が少ない

活着系水草がワサワサ増えるといっても有茎草や前景草のように、あっという間に成長するわけではありません。

特に私のように砂利で二酸化炭素添加なしの水槽ならなおさらでしょう。

以前は有茎草や前景草で水草水槽を楽しんでいたのですが、水草の成長が早すぎてトリミングが面倒になったために陰性水草水槽にチェンジしました。

つまり陰性水草・活着系水草の成長は遅いものが多く、トリミング・メンテナンスの手間が少なくて済むのです。
 
 

(私流の)活着系水草の増やし方

それでは活着系水草の増やし方についてです。活着系水草も植物ですから養分は必須です。砂利水槽とはいえなにも添加していないわけではありません。

上の画像の水槽ではイニシャルスティックを埋め込んでいました。

イニシャルスティックは固形肥料のなかでも知名度が一番高いものだと私は思っています(笑)。

商品の口コミ件数から見てもイニシャルスティックが愛用されているのが解ると思います。ほかの固形肥料に比べると圧倒的に口コミ数が多いです。
 
 

 
 
普通、固形肥料は底床に根を張る水草用の肥料ですが、成長の比較的遅い活着系水草には豊富な栄養はコケが発生する原因になります。

あえて底床に深く埋め込んみ、ジワジワと栄養が底床からにじみ出てくるようなイメージでイニシャルスティックを利用していました。

念のため書いておきますが、もちろん二酸化炭素やソイル環境・肥料をしっかり添加したほうがもっともっとワサワサ増えるのは間違いないと思います。
 
 

活着系水草でワサワサ増える種類

それでは私が上記のような環境で活着系水草でワサワサ増える種類・育成が上手くいった水草をいくつか紹介したいと思います。

活着水草:アヌビアス系

アヌビアス系で代表的なのはやはり アヌビアスナナ ですね。

アヌビアス系にもいくつも種類があり、葉脈が素晴らしかったり、葉っぱも大きかったり小さかったりといろんなものがあります。

アヌビアスナナ、コーヒーフォリア、ナナプチはよく増殖してくれていました。
 
 

 
 

 
 
特定のアヌビアスを発注するのもいいですが、 少ない予算でたくさんほしい というときにはおまかせセットで頼んでいました。

想像しているよりは多くのアヌビアス系が送られてきます(^^♪
 
 

 
 

活着ワサワサ水草:ブセファランドラ系

ブセファランドラは「サトイモ系」ともいわれています。

葉は小さめのものが多く、縦伸びするものもあれば横に広がるように成長するものもあります。

個人的にブセファランドラの魅力は【葉に入る銀ラメ】と【葉の深い色】だと思っています。

どんなところが好きなのかは個人差があるので実際に観察してみるのが一番です。しかし画像だけではその魅力は伝わりにくいものです。

いろんな種類のブセファランドラを増殖させてきましたが…
クアラクアヤン、キプリス、クダガン、カユラピスなどは良く増えて、親株への思い入れも大きかったです。
 
 

 
 

 
 

 
 

活着ワサワサ水草:ミクロソリウム系

ミクロソリウムは陰性・活着系水草の代表的な種類と言えると思います。アヌビアスと同様入手しやすい種類です。

水質に適合したミクロソリウムは茎が横に伸びてそこから新芽がでますが、水質があまり合わない場合は葉っぱから直接新芽を出す種類もあります。

水質に合わないためにその葉っぱから、水質に合った新芽を急いで出して、子孫を残そうとしていると聞いたことがあります。

ミクロソリウムも増えやすい種類は多くあります。

その中でもトライデント、ウェンディロフ、ナローリーフなどはイチオシです。
 
 

 
 

 
 

 
 

活着ワサワサ水草:モス系

モス系も活着する水草としてはかなり有名です。とくにウィローモスや南米ウィローモス、は流木に活着させることが多くあります。

モスは活着しやすいイメージですが、実は光量を必要とする種類が多く、育成が難しいもののほうが多い印象です。

やや強めの光量が必要となりますが、ウォーターフェザーは見た目がとても可愛らしく、是非とも活着させてほしいモス系活着水草です。
 
 

 
 

 
 

 
 

注意しておきたい活着系水草

注意しておきたいというのは、同じ活着系水草でもCo2添加やある程度の光量や肥料・栄養の管理が必要となるものです。つまり活着系水草の中でも難易度が高めの水草のことをここでは指します。

とくに活着系で難しい種類があるのはモスだと感じています。プレミアムモスはとくに育成難易度が高いです。おそらくCo2の添加は必須になると思います。光量も強めでしょう。

私が注意喚起したい活着系水草はプレミアムモスですが、簡単といわれる種類であっても同じ水槽に入れていて枯れるものとそうでないものと分かれることもあります。

そういったところが水草水槽の面白いところでもあり難しいところでもありますね。
 


 
 

巻き付けやすい伸びるテグス!

活着系水草を巻き付けるときに一般的なのはテグスか綿糸ですね。テグスは透明でまいたあとに目立ちにくいため重宝されますが、ちょっとしたことで糸が緩んでしまいます。また、綿糸だと濡らせば巻き付きやすく緩みにくい特徴がありますが、糸が目立ってしまいます。

今回私が紹介したいのは 伸びるテグス です。伸びるテグスとは主に手芸・アクセサリーのハンドメイドなどで使用されているもので、以下のようなものがそれにあたります。
 

 
溶岩石や流木などに水草を巻き付けるときに、とくに最後の結び目をつけるときにどうしても緩みが出てしまうことがありませんか?私の修業が足りないだけかもしれませんが、緩みが出てしまうことがあります。

その緩みがいずれは全体の緩みとなり活着させたい水草がグラついたりすることになります。

しかしこの伸びるテグスは伸縮性があるので少しテンションをかけて巻くだけで緩まず、結び目を作るときにも糸に柔軟性がありとても結びやすいです。

手芸店などでも販売されているので、巻き付けが上手くいかないという人は是非使ってみてください。

 
 



おわりに

活着系水草の魅力が少しでも伝わったでしょうか。

水草にもいろんな種類のものがありますが、活着系には活着系の良さ・メリットがあります。

全てを活着系にする必要はありませんが、気になった活着系の水草があれば是非少しでも取り入れてみてください(^_-)-☆
 

さて、活着系水草を入手するのにおすすめのところがあるのですがそちらを紹介させていただけたらと思います。

水草を愛してアクア歴も長く、自ら育成した水草を紹介してあります。
あくまで個人でやってあるのでいつでもどんな水草でもあるわけではないのですが、そこらでは入手できないような水草があったり希望の金額に合わせて切り売りしてもらったりもできます。してくれるはずです!私の活着系水草のセンセイなのでお願いしておきます(笑)

私の水草水槽の画像にある水草の多くはこちらのセンセイからの水草なんです。「メガさんのサイトから来ました」と言ってもらえるといいかと思います。

水草を販売したいというよりも、自分の好きな水草をわけたい、好きなものを共有したい、水草を広めたいという熱い想いをもって取り組んであります(^^♪
是非一度覗いてみてください。アホみたいな金額のものもありますがそれは「○○円分欲しい」というところを伝えればいいところもありますので、気になるものがあったらまずはメッセージでも送ってみてください。
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