生体・種類・特徴

ヤマトヌマエビでアオミドロ除去対策!コケ取り生体でコケ予防を!

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コケ取り生体のヤマトヌマエビ。
ヤマトヌマエビのコケ取り能力を実感!
アオミドロの除去にはヤマトヌマエビが効果大!

 
 
コケ取り生体としてヤマトヌマエビが有名です。ヤマトヌマエビはいろんなコケ対策に利用されることがあり、その効果を実感している人も多くいます。

とはいえヤマトヌマエビの実力を知らない・実感したことのないアクアリストもいることでしょう。

今回はヤマトヌマエビの基本情報から、ヤマトヌマエビのアオミドロを食べつくす能力まで紹介していきます。
 

ヤマトヌマエビの基本情報

まずはヤマトヌマエビの基本情報をおさえておきましょう。
 
 

ヤマトヌマエビの住処

ヤマトヌマエビは 汽水に生息 するエビの仲間です。
 

 
淡水でも生きることはできますが、本来生息している環境とは異なるためか、淡水環境では抱卵しても孵化することはありません。
 
 

ヤマトヌマエビは雑食性

雑食性 で藻類から死骸などまで食べています。

とくに藻類をよく食べるため、アクアリウムでは コケ取り生体 として有名です。
 
 

寿命と成長

体調は最大で6㎝程度まで成長するようですが、ほとんどは5㎝以下で止まることが多いようです。

寿命は5~9年程度と言われていますが、なかには15年以上という例もあります。
 
 

アオミドロの基本情報

ヤマトヌマエビの基本情報の後は、食べられる側の アオミドロ の基本情報をおさえておきましょう。
 
 

アオミドロの成長

アオミドロにも複数の種類がありますが、長いものでは2メートルを超えるほど成長することもあります。
 

 
 

アオミドロはどんな場所に?

アオミドロは日本中の河川や沼、田などで春先から夏場にかけて広い範囲で繁殖します。

もちろん水槽でも繁殖しやすい厄介なコケです。
 
 

アオミドロの特徴

アオミドロの再生能力は非常に高く、除草剤などを使っても除去することが困難とされています。
 
 

コケ取り生体で有名なヤマトヌマエビが食べるコケの種類

ヤマトヌマエビがアオミドロやその他のコケ取り生体として有能だとしても、全ての種類のコケを食べてくれるとは限りません。

「そもそもアオミドロ食べるの?」と疑問に思う方もいることでしょう。

ヤマトヌマエビが食べると言われているコケにはどんなものがあるのでしょうか。
 
 

水槽のアオミドロを食べる生物、ヤマトヌマエビ

アクアリウムを立ち上げたばかりの環境では濾過が追いつかず、養分が豊富になりがちでアオミドロが発生しやすくなります。

ヤマトヌマエビは水槽でも発生するアオミドロを食べてくれる生物です。

切っても切れない糸状コケ

石や水草に緑の髪の毛のようなコケが発生したらそれは糸状コケです。
 

 
コケは切ったりちぎり取ることもできますが再生能力が高く、すぐに再発生・成長してしまいます。

水流が強い場所などによく発生するとも言われています。

ヤマトヌマエビはそんな糸状コケも食べてくれる生体です。
 
 

茶コケ・珪藻類も得意

茶コケ・珪藻はガラス面や成長の遅い水草の表面に、ねっとりとくっつくように繁殖します。
 

 
水槽を立ち上げてろ過環境が整っていない時期などに発生することが多くあります。

拭き上げることで簡単に除去できるコケですが、やはり発生すると面倒なものです。

そんな面倒な茶コケなどもヤマトヌマエビは掃除してくれる有り難い生体です。
 
 




 

ヤマトヌマエビの効果!アオミドロを駆除する様子

ヤマトヌマエビがコケ対策としてアオミドロを駆除・食べるのかどうかを検証した動画もありましたので掲載してみます。

動画ではヤマトヌマエビがアオミドロを食べている様子がしっかりありましたね。

やはりコケ対策・アオミドロ対策としてヤマトヌマエビは効果があるといえるでしょう。
 
 

ヤマトヌマエビが水草を食べることも

ヤマトヌマエビは糸状コケまでも食べれます。

ということはそのくらいの硬さの水草ならなんでも食べることができるとも言えます。

もし柔らかい水草などがある場合は、わざわざ糸状コケを食べずに水草を食べることも考えられます。

ヤマトヌマエビはコケ取り生体として有名ですが、数が多すぎると水草までも食害に合うことでも有名です。
 
 

アオミドロを食べるその他のコケ取り生物

ヤマトヌマエビがアオミドロを食べてくれるコケ取り生物ということはわかってもらえたのではないかと思います。

しかしアオミドロを食べてくれる生体は、ヤマトヌマエビ以外にも次のような生物がいます。
 
 

ヒメタニシもアオミドロを食べる

ヒメタニシは日本にも生息するタニシの仲間です。

コケ取り生体としても有能で、もちろんアオミドロや茶ゴケも食べてくれます。

それ以外にも水が緑に濁ってしまう植物性プランクトンを摂取してくれます。
これはグリーンウォーター(青水)になってしまうのを予防してくれる働きもあります。
 

 
グリーンウォーターに関する詳しい内容は下記記事をご覧ください。
▼▼


 
 

水槽でも増えるミナミヌマエビも有効なコケ取り生体

ヤマトヌマエビと違ってミナミヌマエビは淡水水槽でも繁殖できるため、いつの間にか数が増えていることが良くあります。

コケ取り能力はヤマトヌマエビに劣るものの、その分水草が食害されにくいため人気の種類でもあります。
 

 
能力は落ちるものの、ヤマトヌマエビ同様にミナミヌマエビもアオミドロを食べてくれます。
 
 

アオミドロを食べる魚、サイアミーズフライングフォックス

コケ取り能力の高い魚といえばサイアミーズフライングフォックスがいます。

サイアミーズフライングフォックスのコケ取り能力や気性に関しては賛否両論ありますが、アオミドロを食べる魚としても活躍しているようです。
 

 
サイアミーズフライングフォックスがアオミドロを食べるかどうかという検証をしたような記事がありましたので紹介しておきます。
▼▼
さかなくらぶ:アオミドロを食べるという魚を導入!本当に効果はあるの?
 
 

ヤマトヌマエビがコケを食べないことも。理由は?

ヤマトヌマエビはコケ取り生物として有能と言われますが、なかにはコケを食べないこともあるようです。

個体差もあるのかもしれませんが、そんなヤマトヌマエビの気持ち・食べない理由など確実に把握することはできません。

コケを食べない場合にはコケよりも柔らかい・おいしい水草がありそちらを優先して食べたり、魚の食べ残しが多いためそちらを好んで食べることなどが理由に上がるようです。

私達だって食べにくいたいしておいしくもない食事と食べやすいおいしい食事の二種類があればどちらを選ぶかなんて想像つきますよね。

ヤマトヌマエビにも同じことが言えるのではないでしょうか。
 
 

その他のアオミドロ対策

アオミドロ対策としてコケ取り生体を入れることは有効な手段のひとつでもあります。

しかしその他のアオミドロ対策としてもっとも重要なのはコケを発生さえないことでしょう。

コケが生えてから対策するよりも生えないように対策するほうがよほど効果的です。

水換えや光を当てる時間を調整したり、餌を与える頻度や濾過能力は充分なのかなどを検討してみることも有効です。
 
 

増えたアオミドロを除去してもらうというよりも、普段から水槽に入れておいて、アオミドロの増殖を抑えるというような使い方がおすすめです。





 

おわりに

アオミドロ対策としてヤマトヌマエビのコケ取り能力を紹介しましたが、お判りいただけたでしょうか。

「どのくらいコケを食べるか」というのは個体差にもよるところはありますが、ヤマトヌマエビのコケ取り能力が高いのは間違いないようです。

アオミドロも発生してから対策をするよりは、未然に防ぐことのほうが重要です。

普段の水換えや与えるエサの量、熱帯魚など生体の数やアオミドロの発生を未然に防げる生体の常駐などを見直すきっかけになれば幸いです。

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