その他

エアレーションを効果的に静かにかける方法。エアレーションの必要性とメリット。エアレ全知識

更新日:

             

 
 

エアレーションをかける方法と効果について。
効果的なエアレーションで熱帯魚・水草を元気に!
エアレ―ションの方法も画像や図で分かりやすく解説。

 
 

エアレーションはアクアリウムでとても重要な役割を担っています。

アクアリウム初心者ならとくに次のような悩みや心配事はありませんか?
 

  • 充分なエアレーションができている?
  • エアレーションの音がうるさい!
  • エアレってそもそも何なの?

 
この記事さえ読めばエアレーションの基本的な情報は全て理解できるようにまとめています。

 
 




  

 

アクアリウムのエアレーションとは水に酸素を溶け込ませること

言葉の意味を教えてくれる“コトバンク”ではエアレーションを次のように解説しています。

空気にさらすこと。空気を通すこと。特に、魚を飼う池や水槽などで、水中に空気を溶かしこむこと。下水処理の場合は曝気(ばっき)ともいう。気曝(きばく)。
引用:コトバンク

 
アクアリウムにおけるエアレーションを簡単に解説すると水に酸素を溶け込ませることをいいます。
 

エアレーションは溶存酸素を増やすのに重要。

 
エアレーションはとくに何も意識しなくてもできているものと、意図的にエアレーションをかけるものの2種類がありますが、アクアリウムでは人為的・意図的に酸素を水に溶け込ませることをエアレーションと呼ぶようです。
 

そして、水に酸素が溶け込んでいる量を 溶存酸素量 と呼び、エアレーションでは溶存酸素量を増やすことが重要です。
  
 

溶存酸素量とはどんなものか

溶存酸素量は前述したように 水中に存在する酸素の量 のことを言いますが、水質の指標として用いられているようです。

溶存酸素量は環境・条件により変化します。
 
 

溶存酸素量は環境に左右される

溶存酸素量は環境に左右されると言いましたが、アクアリウムに関連する範囲でどんなことに左右されるのかを知っておいた方が良いでしょう。

溶存酸素量は以下のようなものに左右されます。
 

  1. 水温
  2. 気圧
  3. 塩分濃度
  4. 水の汚れの程度
  5. エアレの気泡の大小

 
これらがどのように影響するのかも紹介します。

私は使用したことはありませんが、溶存酸素量を測定する備品もあります。
どうしても気になるという場合は一度測定してみるのも面白いかもしれません。

測定に少し時間はかかりそうですが、試薬をその都度使用する安価なものもあります。
 

 
また普段から何度も測定したい場合は、高価にはなりますが、測定が簡単なものがいいでしょう。
 

 
 

溶存酸素量と水温の関係

水温が高くなると溶存酸素量は低くなりエアレ不足になりやすく、水温が低ければ酸素は水に溶け込みやすくなります。

アクアリウムが流行しやすいのは夏ですが、じつは暑くなる季節はアクアリウムは冬に比べると失敗しやすい時期でもあります。

熱帯魚などの生体が少なければあまり意識する必要はありませんが、多くの魚を飼育する場合は夏場は意識してエアレーションをかけるようにしないと酸素不足に陥りやすくなるので注意しましょう。
 
 

気圧と溶存酸素量の関係

気圧の変化はアクアリウムに影響を及ぼすほどの大きな影響はありませんが、気圧が高いほど溶存酸素量は少なくなり、気圧が低いほど酸素は溶け込みやすくなります。
 

私も気圧を気にしてエアレーションをかけたことは一度もありませんが、それで問題が起きたようなことはありません。

 
 

塩分濃度も溶存酸素量に影響する

アクアリウムでは基本的に淡水か海水の2種類となるので、淡水水槽であればこれを気にする必要はありません。

海水水槽・マリンアクアであれば、飼育する成体によって塩分濃度を変えることもありますし、水が蒸発すると海水濃度が上がるので影響が出てきます。

塩分濃度が高くなると溶存酸素量は低くなり、塩分濃度が低くなると酸素は溶け込みやすくなります。
 

海水水槽を楽しむのであれば、この点は意識しておくべきでしょう。

 
 

飼育水の汚れもエアレーションに影響します

水の汚れ具合によってもエアレーションが効果的にかけれるかどうかが左右されます。

飼育水の汚れがひどいほど溶存酸素量は低くなり、水がきれいなほど効果的にエアレーションをかけることができます。
 

水換えは重要なのはわかってたけど、酸素の溶け込み具合にも影響があったとは知りませんでした。

 
普段から水換えとエアレーションの関係を考えることはありませんが、影響があることは知っておいて損はありませんね。

 
 

エアレーションの気泡の大小も影響

エアレーションの気泡の大小とは、エアーストーンなどから出る泡の大きさです。

気泡が大きいほど酸素が溶け込みにくく、気泡が小さいほうが酸素が溶け込み安くなります。
 

気泡が大きいと酸素が溶けにくく、小さいと溶けやすい

 
この理由については、図を用いて後述しているので、気になる方はとくに最後まで読んでみてください。
 
 
 
これらの情報は「公益社団法人 宮城県生活環境事業協会」のサイトでも述べられています。

溶存酸素とは,水中に溶解している酸素をいう。酸素が水に溶ける量は,気圧,水温,塩類,気泡の大小等によって影響される。また,水温が低いほど溶解率は上がり,水温が高くなると下がる。水温20℃,1気圧の飽和DO値は8.84mg/Lであるが,2気圧では倍の17.68mg/Lとなる。このことから,深層ばっ気式の排水処理施設では,酸素の溶解率が高くなる。また,気泡の大小については,微細な気泡ほど溶解率は上がる。
公益社団法人 宮城県生活環境事業協会

 
 

エアレーションの効果。どう消費される?

エアレーションの効果で溶存酸素量が増えることがわかりました。
ところで、水に溶け込んだ酸素はどのように消費されるのでしょうか。
 

効果➀:熱帯魚の生命維持にエアレーションが必要

まず一番に思いつくのは、やはり熱帯魚など生体の生命を維持することですね。

例えば熱帯魚はエラ呼吸で酸素を取り込んでいます。
 

魚の絵があります。水が口から入り、エラから出ていきます。その際にエラは酸素だけを体内に取り込み、命を維持しています。を表現している図です。【

【引用:天衣無縫】


 
酸欠になると私たち人間と同様に生命を維持することができません。熱帯魚の生命維持のためにもエアレーションが必要です。
 
 

効果➁:エアレーションは濾過バクテリアにも必要

酸素を必要としているのは、目に見える生体ばかりではありません。
水をきれいにしてくれている濾過バクテリアにも酸素・エアレーションは必要です。

酸素不足などにより濾過バクテリアが死滅し、死骸で飼育水が白く濁る事もありますね。
 

水槽に金魚が泳いでいます。しかし、濾過バクテリアが酸素不足で死んでしまい、濾過バクテリアの死骸が水槽内を漂っています。そのことにより水槽の水が白く濁っています。

【参考:yahoo知恵袋】


 
濾過バクテリアはアクアリウムにとっては重要なもの、宝物 です。濾過バクテリアにも酸素がいきわたるようにしたいですね。
 
 

効果➂:水草の育成にも必要

水草の育成に必要なものは?」と質問をされて、まず思いつくのは「光・栄養・二酸化炭素(CO2)」と思いつく方も多いと思います。
 
グリーンロタラという水草が、二酸化炭素を吸収して光合成をしています。光合成をすることでグリーンロタラは酸素を発生させ、葉には酸素の発生に伴い作られた気泡がたくさん付着しています。
 
確かに水草育成にはそれらが欠かせませんが、水草だって酸素を必要としています。

日中は光合成をする為に二酸化炭素を特に必要としますが、夜間などは酸素をより多く吸収して成長をするのです。

そのため水草水槽で二酸化炭素の添加をしていても、夜間はエアレーションをかけているアクアリストが多いものです。
 
 

効果➃:油膜の解消に

消費されるものとは異なりますが、水面に動きがないと油膜が張ってしまいます。

油膜と言っても「油の膜」ではありませんが、油が浮いているように見えるので、そのように言われているようです。
 

水槽の水面に油膜が張っています。油膜が貼ることで酸素が水に触れることができず、溶存酸素量が低下してしまいます。

【参考:Aqua a day】
 


もしかしたら本当に油が浮いているようなケースもあるかも知れませんがそれは論外ですね(^_^;)

油膜があると水面が膜で覆われてしまうので、空気中の酸素と水が触れ合わないので、水面からの酸素の溶け込みが少なくなり溶存酸素量が低下するリスクがあります。
 
水を張った水槽の図があります。水面の上には油膜が張っており、空気中の酸素が油膜により水中に取り込まれることがありません。それを図で表現しています。
 

また、水が蒸発しにくくなるため気化熱による水温の低下に支障をきたします。これはとくに夏場に水温を下げたい時に障害となります。
 

水温が高いと溶存酸素量って少なくなるんですよね。

 
油膜が張るとそれだけで酸素の取り込みが悪くなりますし、水温が下がらないことでも溶存酸素量が低くなります。
2つの要因があればそれだけ酸素量も少なくなるので要注意ですよ。

 
こういった面からも油膜の快勝の為にエアレーションによって水面を揺らし、油膜が張らないようにしたいものです。
 
 

エアレーション不足で起こるリスク

すでに表現した部分もありますが、エアレーション不足・溶存酸素量不足により起るリスクを考えてみましょう。
 

リスク➀:熱帯魚・ろ過バクテリアの死

エアレーションが不足する事で溶存酸素量不足となり、熱帯魚やろ過バクテリアが消費できる酸素量が不足します。

これは熱帯魚が死んだり、普段は目に見えないろ過バクテリアが死滅して水槽を白濁させるなど、目に見えるかたちでエアレーション不足を体験することとなります。

また、濾過バクテリアが死滅しなかったとしても、酸素が不足することで濾過バクテリアの活動が低下することもあります。

そうなると濾過能力の低下に直結するので、結局は不具合が起こる可能性が高くなります。
 
 

リスク➁:水草が成長しにくい

水草も酸素を必要としている事は前述したとおりです。酸素不足になる事で十分に水草が成長しない・成長しにくい状況となるリスクがあります。
 
 

リスク➂:嫌気性バクテリアの繁殖

アクアリウムのバクテリアは好気性バクテリア(ろ過バクテリア)と 嫌気性バクテリア の2つがあります。

好気性バクテリアは酸素を必要とするバクテリアで、水をきれいにする働きがあります。

一方で嫌気性バクテリアは酸素を嫌い、水がよどんで酸素不足になる場所を好んで増殖し、熱帯魚などに有害な物質を作り出します。

酸素不足は有益なバクテリアを減らすだけではなく、有害なバクテリア・細菌を増殖させるリスクがあります。
 
 

エアレーションの方法はどのようなものが?

ここまでで、エアレーション・溶存酸素量の重要さが理解できたと思います。

それでは、エアレーションをかける方法はどのようなものがあるのかをチェックしていきましょう。

じつは意外なところでもエアレーションをかけれていたりします。
 

方法➀:エアポンプによるエアレーション

エアレーションのなかでも最も認知度の高い方法が、エアポンプによるエアレーションです。

エアポンプで強制的にエアを水槽内に送り込み、空気と水を触れ合わせることで溶存酸素量を増加させます。

一概に エアポンプによるエアレーション といっても、エアポンプのエアレーションにもいろんな活用法があります。
 

エアストーンからのエアレーション

エアポンプよるエアレーションで最も知名度の高い方法ではないでしょうか。

アクアリウムをしていなくても、水槽の中でブクブクと泡を出している光景を見たことがある人は多いと思います。
 
水槽の中にエアストーンが設置されています。エアポンプから酸素がエアストーンに送気され、エアストーンからはブクブクと気泡が出ています。
 
現在ではエアストーンの種類も豊富になり、見た目もスマートなものがあります。
 

 
他にも水中LEDライトを採用した エアカーテンタイプ のエアストーンなどもあります。
 

 
 

フィッシュレットによるエアレーション

フィッシュレットとは水槽の底に沈んだゴミ・枯れ落ちた水草や、フンなどを回収するアクアリウム用品です。
 

 
フンの多い金魚や中・大型魚の飼育などで好まれて利用されています。

このフィッシュレットもエアポンプからの送気を動力としており、稼働させることで次の動画のようにエアレーションをかけることが可能です。
 


 
 
フィッシュレットの活用法や効果についての詳しい内容はこちらから
 ↓↓↓
フィッシュレットの効果や使い方。ザリガニや改造でメンテも楽に。

                  フィッシュレットの効果や使い方のまとめ。 効果はフンやゴミの回収でエアレーションも兼ねる。 使い方も動画 ...


 
 

投げ込み式フィルターによるエアレーション

投げ込み式フィルターもエアポンプの送気を動力としています。

こちらも知名度が高いフィルターで、アクアリウムをやったことが無くても見たことがあるという人は多いと思います。

投げ込み式フィルターによるエアレーションでも、充分に溶存酸素を確保することができます。
 

 
 
投げ込み式フィルターに関する詳しい内容の記事はこちら
 ↓↓↓


 
 

スポンジフィルターによるエアレーション

スポンジフィルターはアクアリストだからこそ知っているようなフィルターですが、これもエアポンプの送気を動力としています。
 


 
スポンジフィルターは上の動画のようにエアレーションをかけています。この様な方法でも充分にエアレーション・溶存酸素量を確保出来ます。
 
 
スポンジフィルターに関する詳しい記事はこちらから
↓↓↓
スポンジフィルターの効果・濾過能力と使い方。おすすめの設置方法とスポンジフィルターの種類を紹介。各種のクチコミも網羅!

                    スポンジフィルターで生物ろ過を強化! スポンジフィルターの効果や使い方を紹介します。 おす ...


 
 

底面フィルターによるエアレーション

フィルター関連ばかりになってしまいましたが、底面フィルターもエアポンプの送気を動力としており、エアレーションをしっかりとかけることができます。

底面フィルターは次の画像のようなものです。
 

底面フィルターの画像です。

【参考:チャーム】


 
 
底面フィルターに関する詳しい記事はこちらから
 ↓↓↓
底面フィルターの特徴や使い方。設置・掃除まで画像付き解説!

              底面フィルター(底面濾過)の特徴と使い方 特徴をメリット・デメリットから把握する。 使い方も動画や画像付きで分かりやすく解説 &nb ...


 
 

方法➁:ディフューザーによるエアレーション

ディフューザーにもいろんなものがありますが、今回一例としてあげるのは次の物です。
 

 
このディフューザーは外部フィルターなど吐水量の多い物に接続して使用することで、電源無しでエアレーションをかけることが出来ます。
 


 
かなり細かい気泡を水槽内に巻き込むことが出来るので、エアレーション能力も高いといわれています。
 
 

方法➂:外掛け式フィルターからのエアレーション

外掛け式フィルターからのエアレーションでも、溶存酸素量を確保することができます。

外掛け式フィルターは下記の様なもので、水槽の縁に掛けるようにして使います。
 

 
上記の商品は濾過槽内に直接空気を取り入れる事が出来る機能が付いています。

この機能が無い商品でも、空気を巻き込みながら吐水口から水が水槽に流れ落ちます。これによってエアレーションをかけることが出来ます。
 
 
外掛け式フィルターに関する詳しい内容はこちらから
 ↓↓↓


 
 

方法➃:上部フィルターからのエアレーションで酸素を確保

上部フィルターからのエアレーションも酸素の確保には効果的です。

上部フィルターは給水時にも吐水時にも空気を水に巻き込みながら、溶存酸素量を確保することができます。

シャワーパイプ等から水を取り込み、濾過槽へ水を落とします。まず、この段階で酸素を取り込むことが出来ます。
 
上部フィルターの吸水パイプから水が濾過槽へ注がれています。水が注がれるときに水は空気に触れます。空気に触れることでエアレーションをかけることができます。
 
あとは吐水時です。吐水時も次の画像のように空気を巻き込みながら吐水されます。
 
上部フィルターから水が勢いよく水槽に落ちています。水が水槽に落ちることで空気を取り込むことができます。水中にはたくさんの気泡が巻き込まれています。
 
 
上部フィルターに関する詳しい内容はこちらから
 ↓↓↓


 
 
 
【中古車のガリバー】スマホで中古車購入
 
 

隠れエアレとは?こんなことでもエアレーションが

「隠れエアレ」というのは、意図・意識しないところで いつの間にか行われているエアレーション の事です。

私が個人的にそう使っている言葉なので、ググっても出てこないと思いますのでわざわざググらないでください(^_^.)

そんな「こんなことでもエアレーションがかかっている!?」というような 隠れエアレ の種類を紹介します。
 

隠れエアレ➀:何もしなくても水面からエアレーションが可能

少し前述した部分もありますが、水は空気と触れているだけで酸素を取り込むことができています。

これはなんの工夫・意識をしなくても自然に酸素を取り込めているので「隠れエアレ」と私は呼んでいます。

エアポンプの気泡でもそうですが、水中内で気泡ができれば気泡の周囲は水に触れています。

もちろんエアポンプを使うことで水面を波立たせることができるので、水面面積が広くなり、より多くの面で空気と触れ合うことができます。

下の図はそれを極端に表現したものです。

何もしなければ水面は左の図の通りですが、エアレーションで水面が揺らされることで水面面積が広くなるのです。
 
左には水面が揺れていない水槽の図があります。右側にはエアレーションをかけることで水が波立ち、水面と空気が触れる面積が広くなっています。
 
こういった面からもエアポンプによるエアレーションは有効です。
 
 

隠れエアレ➁:水換えなどの落水時のエアレ

水換えなどの落水時にもエアレーションが効きます。

水換えは水をきれいにするためのものですが、水を入れる際に酸素を飼育水に巻き込みながら入ります。

先ほどの上部フィルターの吐水の画像がありましたが、水換えで水を入れるときにその画像と同じように空気を巻き込むことができます。

水草水槽などでは勢いよく水を足すことはないと思いますが、大型魚飼育などのベアタンクだと水を勢いよく入れても問題ないケースがあります。

ザバッと水を入れると水に空気がたくさん巻き込まれますね。それも充分なエアレーションとなります。
 
 

効果的なエアレーション方法について

エアレーションをかけるにしても どのような方法が効果的なのか というところにも着目したいですね。
 

細かな気泡のエアレーションをかける

水が空気と触れる面積が大きいほどエアレーションがかかりやすいのはこれまで解説してきたとおりです。

エアストーンなどで気泡を出すにしてもやはり細かいほうが水と空気が触れる面積が多くなるのは言うまでもありません。

下の図を参考にしてください。
左側が気泡が大きな場合で、右側が気泡が小さな場合です。
 
左の水槽には大きな気泡があります。気泡が大きいため、気泡内部の茎量が多くて水と気泡が触れあう面積が狭いです。しかし、左側の水槽には細かな気泡がたくさんあります。気泡が小さいので、気泡内部の空気量も少なく気泡のほとんどが水と触れ合う面積がひろく、エアレーション効率が高まります。
 
気泡が大きければ大きいほど、気泡内部の空気は水に触れることなく水面へ出てしまいます。

しかし気泡が小さければ小さいほど、 水に空気が触れない量が減少します

こういった面から、効果的にエアレーションをかけるには気泡が小さいほうが優れているといえるでしょう。
 
 
 
アウトドア&フィッシング ナチュラム
 
 

大量のエアレーションで水面を揺らす

エアポンプにも種類によって吐出・送気量が違ってきます。

小型のエアポンプなら送気が少ないため水面を揺らす力も小さいです。しかし性能が上がれば気泡の量も多くなり、より確実に水面を揺らすことができます。

効率的・確実にエアレーションをかけたい場合は大き目のエアポンプでエアレーションをかけることをおすすめします。

ただし、小型水槽に大きなエアポンプを使用すると、エアレーションの勢いで水槽内がかき回されることもあるのでその点は注意が必要です。
 
 

エアレーションをかける位置

あまり浅い位置でエアレーションをかけると、エアストーンからエアが出て水面に出るまでの距離が短くなり、水と空気が触れる時間が短くなります。

エアレーションのかけ方にもよりますが、エーポンプとエアストーンを利用する場合は水槽の一番深い場所からエアレーションをかけるほうが有効です。
 
 

アクアリウムで酸素が不足しやすい環境は

効果的にエアレーションをかける方法は解りましたが、酸素が不足しにくい環境で過剰にエアレーションをかける必要もありません。

どんな環境のアクアリウムで酸素が不足しやすいのでしょうか。
 

外部フィルターはエアレーションをかけないためのもの

水草の栄養となる二酸化炭素はエアレーションをかけることで、飼育水から空気中へ逃げてしまいます。
外部フィルターは水草水槽で添加するCO2を逃がさないように、エアレーションがかからないように工夫された濾過器です。

外部フィルターを使用していると溶存酸素量が不足しがちなので、エアレーションをかけることは意識しておくべきでしょう。
 
 

水草水槽でも酸欠になりやすい

水草水槽では水草の光合成により酸素の供給が充分にできると思われがちですが、前述したように、水草も酸素を吸収・消費して成長しています。

そのため水槽内では熱帯魚・水草・濾過バクテリアが一斉に酸素を消費するため、とくに夜間は酸欠に陥りやすいのです。

水草水槽でも夜間は二酸化炭素の添加を中止して、エアレーションをかけるのが一般的です。
 
 

飼育数が多い過密水槽

極端すぎるほど多くの熱帯魚を飼育している場合、水面からの酸素供給だけでは酸素不足となるリスクが高くなります。

溶存酸素は 水のきれいさにも影響を受ける のでしたね。

過密水槽だとそれだけ酸素の消費量も多くなりますが、水も汚れやすいため溶存酸素も少なくなります。

過密水槽ならエアレーションだけではなく、水換えをすることで溶存酸素量が保たれることも意識しましょう。
 
 

水温が上昇する夏場

溶存酸素は水温の上昇にも影響を受けましたね。
つまり水温が上昇する夏場は 酸欠の季節 ともいえます。

過密・汚れた水質でなければあまり気にしなくてもいいかもしれませんが、水温が高いと溶存酸素が減少するのは意識しておいたほうがいいでしょう。
 
 

過剰すぎる濾過バクテリア

アクアリウムを安定させるには濾過バクテリアがしっかり働いて、水をきれいにすることが重要です。

そのため水槽に対しておおきめの濾過フィルターを設置するケースも多くあります。

それ自体は良いことなのですが、あまりに過剰な生物ろ過を望みすぎると、大量の濾過バクテリアを保てるほどの酸素が確保できなくなることもあります。

熱帯魚の過密水槽も酸欠のリスクがありますが、濾過バクテリアが多すぎても酸欠に陥るリスクがあります。

過剰すぎる濾過バクテリアがいると思う環境であれば、エアレーションは必須です。
 
 

エアレーションをかけるデメリットも

これまでエアレーションの必要性をしっかりと解説してきましたが、エアレーションをかけることにも多少なりともデメリットが存在します。
 

音が気になることも

エアレーションに限ったことではありませんが、アクアリウムはなにかと器具を使うため騒音が出やすいものです。

エアレーションをかける場合は次のようなことが原因でうるさいと感じることもあります。
 

  1. エアポンプの音・振動音
  2. 気泡のブクブクという音
  3. パチパチという気泡のはじける音
  4. 水の流れる音

 
水の音がリラックスできるという人もいますが、全ての人が同じように感じるとは限りません。

うるさいというのはデメリットのひとつと言えますが、必要なエアレーションを外すわけにもいきませんね。

エアレーションがうるさい時は、原因の対処をすれば音を軽くすることができる場合もあるので、その方法も後述します。
 
 

二酸化炭素を逃がしてしまう

ざわざ二酸化炭素を添加している水草水槽などでは、エアレーションをかけることで二酸化炭素を逃がしてしまいます。
水草水槽でわざわざ添加してるのにエアレーションで逃がすのははとても効率が悪いものです。

水草水槽を楽しむのなら、光合成を促したい時間帯はエアレーションを止める必要があります。
 
 

気泡の泡飛び・泡跳ね

気泡が水面ではじける際に、多少の泡飛び・泡跳ねがあります。

気泡のはじけ方が激しすぎると水しぶきが飛びすぎて周囲が濡れてしまうことも珍しくありません。
 
また、水が付着して乾燥することでカルシウムなど水に含まれる成分が固まり、白く目立ってしまうこともあります。
 
水槽のガラス面にエアレーションの気泡がはじけて飛び散った水滴がかかります。それが乾燥してガラス面に白くカルシウム成分などがこびりついてしまいます。
 
 

フィルター・モーターのエア噛み

エアストーンをフィルター給水行の下に設置すると、エアが給水口から取り込まれ、モーターがエア噛みして異音・騒音を出すことがあります。

外部フィルターはとくに密閉式のフィルターなのでエア噛みするとしばらく異音が発生します。
 
 

水流が強くなることも

エアレーションをかけることで気泡が水面へ上がりますが、エアレーションが強すぎるとエアの流れで水流が発生します。

水槽に適応したサイズのエアポンプ・吐出量なら問題ないと思いますが、小型水槽に大型のエアポンプを使用すると水流が強くなることもあります。
 
 

エアレーションがうるさい原因と改善・対処法

エアレーションをかけるときにどうしても気になるのは泡の音や、エアーポンプそのものの動作音です。

具体的にうるさくなる原因とその対処法を紹介します。
 
 

エアーポンプの動作がうるさい

これは誰もが気にしたことがあることでしょう。
どんなに「静か」と評判のエアーポンプでも必ず動作音が発生します。

またどんなに「静か」で好評のエアポンプを使用しても、中にはハズレ・思ったより静かでないものもあります。

ハズレはどうしようもありませんが、口コミを調べてみて静かだという意見が多いものを選ぶといいでしょう。

小型のエアーポンプは大型に比べると音が小さいと思われがちですが、必ずしもそうではありません。

中型以上のエアーポンプには吐出量の調整ができるものがあります。
 


 
上記の動画を見てもらえるとわかりますが、小さなポンプを全力で動かし続けるのと、中型のエアポンプの吐出量を絞って使用するのでは、中型の方が明らかに音が静かです。

音を小さくしたい場合は大きめのポンプを弱い力で使用するのひとつの手段です。
 

 
 
 

エアーストーンからでる気泡の大きさ

エアーストーンから出る気泡の大きさでもうるささに影響します。

泡が大きければ大きいほど破裂音が大きくなり、小さいほど音も小さくなります。

エアーストーンを変えればいいだけなので、気泡が大きくて音を静かにしたい場合はこの方法はおすすめです。

エアの細かさには「いぶき」のエアストーンが高評価です。
 

 
 

溶存酸素は実際に不足するものなのか??

酸欠・溶存酸素が減少することでトラブルが起こることがありますが、そのトラブルが本当に溶存酸素の欠乏で起こったものなのかを特定することは困難です。

トラブルの原因を確実に特定することができない場合が多く、「水質の悪化が原因ではないか」「酸素不足ではないか」などと憶測が飛び、一番納得のいく理由をトラブルの原因と決めることがほとんどです。

私は【水草水槽・外部フィルター・二酸化炭素24時間添加・過密水槽・濾過大き目・夜間エアレーションなし】という環境でアクアリウムを楽しんでいました。

しかしその環境で酸欠が原因であろうトラブルというのは一切ありませんでした。

 




 
 

おわりに

エアレーションの方法や効果について解説してきました。

エアレーション・溶存酸素の確保の重要性は分かっていただけたと思いますが、エアレーションを意図的にかけなければいけないかといわれるとそうではないという微妙な感じになってしまいました。

とはいえ、エアレーションはかけておいたほうが安全です。トラブルを少しでも減らすためにはエアレーションをかけることをおすすめします。

今は水草水槽はやっていませんが、生体メインの水槽で濾過槽・水槽内で過剰なほどエアレーションをかけています(笑)

もちろん酸欠に関連するようなトラブルはありませんし、エアレーションを増やしたことで濾過バクテリアの活性化ができたのか、水質がより安定した印象もあります。

水草水槽でなければエアレーションをかけないよりは、かけたほうが間違いはないですね。
 

       

最後まで読んでいただいてありがとうございます!(^^)!
少しでも役に立つ情報があったと思ってもらえたら、記事の最下からシェアしてもらえると幸いです。
シェアで多くの方に見てもらえることが励み・モチベーションアップになります(^_-)-☆

2つのブログランキングにも参加しています。よろしければ下記アイコンをクリックしてもらえるとブログランキングが上がるための貴重なクリックになります。記事が役に立つ・気に入ってもらえましたらご協力お願いします。
にほんブログ村 観賞魚ブログへ
 
 







【mega-aquarium】トップページへ

             

-その他

Copyright© アクアリウム・熱帯魚が好きだから【mega -aquarium】 , 2019 All Rights Reserved.