アクアリウムで便利なピンセット。
ピンセットにはたくさんの種類が。
おすすめのピンセット、シーン別に紹介!
アクアリウムの便利な道具のひとつとして
【ピンセット】がありますね!
アクアリウムのピンセットにもたくさんの種類があり、おすすめしたいものがあります。
利用シーンに適したピンセットを使うことで私たちの負担を大きく軽減できることもあります。
今回はアクアリウムで利用したいおすすめのピンセットを紹介します。
「ピンセットなんてなくてもお箸で大丈夫!」なんて言っているあなた!りっぱな日本人ですね(笑)
でも強がらないで一度ピンセットについてみてみませんか?
水槽用ピンセットの材質の種類はプラスチックと金属類
水槽用のピンセットに使われる素材・材質は主にプラスチックと金属類があります。
また、めったに見ない様な素材のピンセットもあるようです。
竹製のピンセットもあります
私は見た事がありませんが、竹製のピンセットも存在するようです。
調べてみると次の様な物がありました。
アクアリウム用品としてみたことないですし、利用しているという人も聞いたことがありません。
こういった物があるという程度の認識で良いでしょう。
でも結構カッコいいですね…
爬虫類の飼育ではこのタイプが選ばれることもあるようです。
アクアリウム用のプラスチック製ピンセット
アクアリウムでは水草の植栽などで長時間ピンセットを持ち続ける事があります。
プラスチック製のピンセットは軽く柔らかい特徴があります。また腐食しにくい特徴もあるため長期利用する事ができます。
海水水槽などでは金属よりもプラスチック製が選ばれやすいこともあります。
また、落として足に当たっても刺さる事もないので安心です。
ただし 薄く細くすると強度が保てないため、先細のものがほとんどないのが欠点 かなという印象です。
最もポピュラーな水槽用金属製ピンセット
水槽用金属製ピンセットはアクアリウムで利用されるピンセットのなかで最もポピュラーで人気のある素材です。
プラスチックに比べると腐食しやすいですが見た目も美しく、 薄く細い先端でも硬さがある ため細かい作業に向いています。
アクアリウム用ピンセットの先端形状の種類と使い方
アクアリウム用のピンセットで重要なのは先端部分です。
この先端部分の種類も1種類だけではありません。
水槽用で一般的な直線タイプ
水槽用ピンセットで最も一般的なのがこの直線タイプです。
直線のピンセットなので直感的に使え、狙った所にピンポイントで先端を持っていく事が出来ます。
どれを購入するか迷った時はとりあえず直線タイプを選ぶことをおすすめします。
先端が「く」の字に曲がったタイプ
表現が難しいのですが、下記の様にピンセットの先端が「く」の字の様に曲がったタイプのものがあります。
レイアウトの状況や水草を植栽しにくい場所に植える場合など、やや特殊な状況で直線タイプのピンセットではやりにくい場合に利用されます。
これに慣れてしまえばこれ一本でも充分事足りますが、直線タイプピンセット程の汎用性は無いように思います。
先が平らなピンセットも
アクアリウム用ではありませんが、下のピンセットのように先端が平らな形状のものもあります。
大きなものを埋め込みたい・植えたいときにはこのタイプが効果を発揮します。
具体的な用途については後述します。
水槽用で使いやすいピンセットは先細型
3つの種類の先端を紹介しましたが、水槽用で一番使いやすいピンセットは先が細いタイプのものです。
先細でもしっかりしたものであれば曲がる事はありませんし、細ければ水草や肥料を埋め込んだときにも底床材を崩さず、周囲の水草を掘り起こさないようにすることができます。
先端が細すぎる事で水草の根元をキャッチしにくくなることもありますが、底床を崩さないという事も重要です。
水槽用ピンセットの滑り止めについて
水草用ピンセットには先端(つまむ部分)と握る部分に滑り止め効果を持つデザインのものがあります。
これらの必要性などについて説明します。
先端内側の滑り止めについて
ピンセット先端の内側にはギザギザの細かな滑り止めがあるものとないものがあります。
滑り止めがあるものは水草など挟みたい物を滑らせないでしっかりとつまめる効果があります。
しかしそのギザギザが 水草を痛める と感じる人もいるようです。また、ギザギザ滑り止めがあるためにソイルに入れ込んだときに抜けにくく感じることもあるようです。
滑り止めのないピンセットの場合はソイルでも差し込みやすく抜きやすいこともあります。
水草をつまむときは滑り止め付きととくに変わりない使用感がありますが、砂利など硬い粒をつまむときには滑り止めがあった方がしっかりつまめる感じがあります。
個人的には滑り止め無しタイプの方が好みです。
握る部分の滑り止めについて
ピンセットを把持する指部分に滑り止めのように溝・波があるものがあります。
普段は握る部分の滑り止めが有ろうがなかろうが関係ないように感じますが、長時間使用していると滑り止めがあった方が疲れにくい感じがあります。
とくに金属類のピンセットは重みもありつるつるして滑りやすいこともあるので、金属製ピンセットを購入する場合は把持部分に凹凸があった方が良いでしょう。
アクアリウム用ピンセットの役割と使うメリット
アクアリウム用のピンセットを使った事がない場合は ピンセット何か必要ない と思いがちですが、ピンセットを使用する事で得られるメリットは多く、ピンセットの使い方次第ではもう手放せなくなるほどの役割があります。
水草を植える際にレイアウト・底床を崩さない
水草水槽をしている方でピンセットを持たない場合は箸や指を使って水草を植えたり追肥したりしていると思いますが、上手く水草を植えれなかったり周囲の水草が抜けたり、低床がゆがんで凸凹になったりしているのではないでしょうか。
ピンセットを使用する事でピンポイントで差し込む事ができ、周囲への影響が少なくて済みます
固形肥料を埋めるのに便利
こちらも上記内容と同様の理由です。とくに水草が密集した位置に追肥をするなら指や箸で差し込んでいては水草の位置がずれたりすることもあります。
そういった時も最小限の差し込みで確実に追肥できて周囲への影響も少ないピンセットが便利です。
水槽内に落ちた・沈んだものを拾う
私の場合水槽上部でそのまま作業する事もあり、時に濾材や小さなものを水槽内に落としてしまう事があります。
そういった物が狭い隙間・水草の中に入り込んでしまった場合など、水槽用の長いピンセットがあれば簡単に取り出す事が出来ます。
流木などオブジェ・設置物を動かす
水槽内に設置している流木などのオブジェや設置物などを少し動かしたり、取り出したい場合などにも重宝します。
ピンセットで軽くつまんで移動させたり、水面近くまで持ち上げて手で取りだしたりと水槽内の物を取り扱うのにも便利です。
熱帯魚などにエサを与えるとき
直接与えたいけど手で与えるのにはリスクがある場合は水槽用ピンセットが便利です。
熱帯魚の種類によっては噛む力が強い種類もいるため、不意に噛まれてけがをする事があります。
わざわざピンセットで与える機会も多くはないかもしれませんが、口の近くまで餌を持って行きたい場合などにはとても重宝します。
おすすめピンセット。用途に応じて使い分ける。
水槽用のピンセットはいろんな材質や形状があることを紹介しました。これだけの種類があるのはやはり用途に応じて使い分けることでより使いやすさを発揮できるからです。
どんな状況でどんなピンセットが適しているのかを紹介していきます。
水草を植えるときにおすすめのピンセット
一般的な水草を植える際に役立つのは下記のように先の細いタイプのものがおすすめです。
先が細いものは有茎草やグロッソ・ショートヘアグラスなどの植栽にとくに力を発揮します。
細いものは細いピンセットで植栽することで抜けにくく安定して植えることができます。
水草のトリミングもしたいときにおすすめのピンセット
ちょっと特殊なものになりますが、水草をカットできるオプション付きのピンセットもあります。
金属製のハサミほどの鋭さを求めるのは無理かもしれませんが、ちょっとカットしたいときなどはこういったものも使えるのでしょう。
固形肥料などを埋めるときにおすすめのピンセット
固形肥料などちょっと大き目のものを植えるのには先端がやや太めのピンセットがおすすめです。
細すぎないためモノをしっかりキャッチでき、滑りにくいため埋め込むときも外れにくくなっています。
水槽に落ちたものなどを拾うのにおすすめのピンセット
水槽内にモノを落とすのは私くらいかもしれませんが、わざわざ拾うの専用にピンセットを準備する必要はありませんね(;^_^A
持っているピンセットを利用して下さい(笑)。
こういったシーンだけではありませんが、複数のピンセットを持つ気がなければ 長いピンセットがおすすめ です。
オブジェ・設置物を動かすのにおすすめのピンセット
オブジェ・設置物を動かすのにわざわざ専用のピンセットは要りません。あるものでちょちょっと動かしましょう。
重いものを無理に挟んで動かそうとすると変形したりすることもあるので、軽く動かせないものは手でいきましょう。
熱帯魚にエサを与えるときのピンセット
熱帯魚にエサを与えるときは魚に傷を負わせないようなものを選びましょう。水草の先細で代用したい人もいるかもしれませんが、勢いよく食いつきに来ると口内に刺さりかねません。
プラスチック製のピンセットか金属製の先の丸いものを選びましょう。
アクアリウム用ピンセットを使用しないで起こる事
前述した部分もありますが、ピンセットが便利というだけではなく、ピンセットを使わないことでどんなことが起こるのかを紹介します。
とはいえ多くの方がその起こるかもしれないことを体験しているかもしれません。
水草の細かい植栽ができない
ピンセットがなければ箸か指で植えるのではないでしょうか。
そうなるとヘアグラスなど細いものを植えようとしても指であけた穴が多く、土をかぶせる前に抜けてしまうこともよくあります。
底床が崩れる
植えるたびに指などで底床を動かしてしまうので傾斜をつけているようなレイアウトではとくにレイアウトが崩れがちです。
熱帯魚に噛まれる・餌を与えれない
徒手でエサを与えようとして噛まれたことのある人もいることでしょう。
なかには出血するほどの傷を負うこともあるので、徒手での給餌はリスクを伴います。
腕・袖が濡れてしまう
水槽に落ちたものやゴミなどを拾うのに手で取ろうとすると腕がびしょびしょになったり、袖が濡れてしまうことはよくあります。
長いピンセットがあれば何も気にせず拾うことができますね。
水槽用ピンセットを1つだけ選ぶのにおすすめのもの
ここまでいろんな種類のピンセットを紹介してきましたが、ピンセットだけで何本も揃える人ばかりではないでしょう。
もし水槽用ピンセットを1つだけ選ぶのであればとくにおすすめなのは次のものです。
長さもあり先も細目でありながら尖りも少ないピンセットです。金属で硬さもあります。
- 水草を植える
- 固形肥料などを埋める
- なにかを拾う
- オブジェを動かす
- 餌を与える
これらをこれ一本で充分に補うことが可能です。
もし1本だけというのであれば上記のように長くて先が細く細すぎないものがおすすめです。
高価なピンセットと安価なピンセットの違い
どんなものにも高価なものと安価なものがります。ピンセットに関してもそうです。
水槽用で高価なピンセットといってもADAの商品くらいですが、高価なものと安価なものでは次のような部分に違いがあります。
- つかむ・離すときのバネの強さ
- 軽い高価な素材の利用
- 先端のかみ合わせの精度
どれも大切なものですが、安いものばかりを使用している私が思うのは 安いものを利用してもとくに不具合はない というものです。
高価なものを使っている人が安価なものを使えば同様には思わないかもしれませんが、高価なものを必要としないのであれば安価なもので充分です。
おわりに
今回はアクアリウム用のピンセットを私が思うこと・知ること全て紹介してきました。
だから今更これ以上言うこともないのですが…
水槽用のピンセットも使ってみなければその便利さはなかなかわからないものでもあります。
ピンセットを使わずにちょっとでも違和感や面倒さを感じたことのある人はぜひピンセットを試してみてはどうでしょうか。
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