ゼンスイの水槽用小型クーラーテガル(TEGARU)。
テガルの使い方や適合水槽に特徴を紹介。
クチコミや評判・評価、メンテナンス方法も紹介。
夏は水槽の水温も上昇しやすく、アクアリウムで様々なトラブルの原因となります。
水槽用クーラーを使用することで高水温によるトラブルを回避しましょう。
ゼンスイの水槽用クーラーで最も小型のテガル。
ゼンスイの水槽用クーラーのテガル特徴、使い方を紹介します。
実際に使用している人のクチコミや評価・評判、メンテナンス方法まで紹介しています。
水槽用のクーラー でゼンスイのテガルの購入を検討している人はぜひ参考にしてください。
ゼンスイの水槽用クーラー、テガルの機能や特徴
テガルは水槽用のクーラーで、ゼンスイが提供している水槽用クーラーです。
テガルの機能や設特徴などをまずは紹介します。
テガルはヒーター機能付きの水槽用クーラー
テガルは水槽用クーラーとしての使い方がメインですが、なんとヒーター機能(加温)もできる機能がついているのが一番の特徴です。
しかし 機械の構造・特性上、外気温に影響を受けやすい特徴がある ことをゼンスイが発表しています。
そのため、より確実に水温を一定にたもちたい場合はゼンスイの上位機種にあたるZRやZCシリーズを使用することも推奨しています。
テガルは手のひらコンパクトサイズ。重さは600g
テガルは小型~中型水槽用ということもあり、本体も横幅110㎜で奥行き140㎜、高さ195㎜というコンパクトサイズです。
水槽用クーラーは大きいものがほとんどですが、テガルはコンパクトサイズなので置き場所に困りにくい特徴もあります。
重量も600gと軽量ですが、使用時には本体に水が流入するので多少重くなることを意識しておきましょう。
設定水温の幅が限られる
一般的な水槽用クーラーなら「8~30℃の範囲で水温調整可能」などが可能ですが、テガルでは水温調整の幅が従来のものとは異なります。
それは設定水温が周囲温度に影響を受けることに要因があるのですが、具体的にどのように水温が調整できるのかを解説していきます。
小型水槽~45㎝水槽(36L)までの水槽
本体のディスプレイ・パネルで希望の水温設定が可能ですが、前述したようにテガルは外気温の影響を受けやすいので、必ずしも設定温度まで調整できるという保証がありません。
小型水槽~45㎝水槽(35L)までの水槽なら、周囲の温度から以下のように水温調整が可能です。
- 冷却は周囲温度から-5℃~-8℃程度冷やす
- 加温は+9℃~+12℃程度温める
夏場でクーラー周囲の温度が30℃なら冷却は22℃~25℃程度まで下げることができ、周囲が20℃なら水温は加温で29℃~32℃まで暖めることができます。
45㎝~60㎝(60L)までの水槽
水槽のサイズが大きく・水量が多くなるほど水温を調整するのが難しくなるようです。
45㎝~60㎝(60L)までの水槽なら、周囲の温度から以下のように水温調整が可能です。
- 冷却は周囲温度から-3℃~-5℃程度冷やす
- 加温は+7℃~+10℃温める
夏場でクーラー周囲の温度が30℃なら冷却は25℃~27℃程度まで下げることができ、周囲が20℃なら加温で27℃~30℃まで温めることができます。
外気温に影響されるのが最大のデメリット
上記を読んでもらえればだいたいわかると思いますが、例えば60㎝水槽でクーラー周囲の温度が30℃の時に水温を20℃に下げることは難しいようです。
また、ヒーター目的で購入する人はいないと思いますが、例えば60水槽で周囲温度が10℃のときに水温を26℃まであげることができません。
コンパクトで比較的価格も安いテガルですが、こういったデメリットがあるのです。
テガルの消費電力と1ヶ月の電気代
テガルの 消費電力は75kw です。
テガルを24時間フル稼働させると、電気代の単価にもよりますが 一か月で約1500円程度 になります。
しかし設定水温になれば自動停止するので実際には24時間稼働することはありませんね。
毎日12時間稼働したとすればだいたい毎月750円程度 の電気代になってきそうです。
テガルの使い方・設置方法
それではテガルの具体的な使い方・設置方法を紹介します。
水中モーターや外部フィルターとの接続が必要
テガルも他の水槽用クーラーと同様に、水を引き込むモーターがありません。
テガルを使用する際には水を送り込むための外部フィルターや水中モーターなどが必要になります。
実際の使い方・設置方法を簡単に並べると次の通りです。
- 設置場所を決定する
- ホースを本体と循環ポンプに接続
- 電源を入れる
- 目標水温の設定
それぞれの項目を詳しく解説していきます。
設置場所を決定する
テガルは水温調整できる幅が周囲の温度に左右されることがあり、どうしても水温を一定にする能力もやや劣りがちです。
そのため、設定場所を決定する上では以下のことを意識することでより確実にテガルの水温調整機能を発揮させることができます。
- 本体に直射日光が当たらない場所
- 水温を下げたいときは温度が30℃以上にならない場所
- 水温を上げたいときは温度が16℃以下にならない場所
- 密封されたような狭い場所に設置しない
- 水槽にフタをして水温変化を防ぐ工夫も
水槽のフタに関してはテガル本体設置場所とは関係ありませんが、水槽の水温が設定水温になった後に変化しにくいようにフタをしたほうが効率的です。
ホースを本体と循環ポンプに接続
設置場所が決まったら本体にホース・チューブ類を接続していきますが、手順は次のようになります。
付属のシリコンホースを接続していく
付属のシリコンホースを必要な長さに調節してカットし、画像のように本体後面の INとOUT にそれぞれつなぎます。
ホースが脱落しないように付属のホースクリップでしっかりと固定します。
「IN」のホースは水中モーターに接続し、「OUT」のホースからは水槽用クーラーから水が出てくるので水槽内に設置します。
電源を入れる
電源を入れる際は次の順番で電源を入れます。
- 水中モーター(循環モーター)の電源を入れる
- テガルの電源を入れる
最初にテガルの電源を入れると内部が空の状態で冷やしたり温めたりするので故障の原因になります。
まずは循環モーターの電源を入れ、テガル内部から水槽までの水の循環ができてからテガルの電源を入れるようにしましょう。
目標水温の設定
電源を入れたら希望する目標水温を設定するだけです。
希望水温に設定する
電源を入れるとテガル本体のパネルが点滅します。点滅が確認できたら調整ボタンで希望の水温まで設定します。
接続から水温設定までを紹介している動画がありましたので掲載しています。
動画をチェックしたほうがより分かりやすいので是非確認してみてください。
稼働状況を確認する
電源を入れると徐々に設定水温まで水温が変化してくるはずです。
セット後はときどき水温が変化しているか稼働状況を確認してみましょう。
テガルのメンテナンス・掃除・手入れ方法
テガルも普段からお手入れ・メンテナンス・掃除をすることで効率的に稼働させることができます。
普段からやっておきたいことは次の通りです。
- 本体はぬるま湯でぬらした布を硬く絞って汚れを拭き取る
- 差込プラグに誇りや水滴、塩分などが付着した場合は拭き取る
- 吸排気口のほこりは掃除機やエアダスターで取り除く
テガルはカバーを外してエアフィルターを露出させることができないので、分解しないで外側からしっかりとほこりを取り除きましょう。
エアフィルターが目詰まりすると本体の換気・放熱の効率が悪くなり、結果として寿命が短くなったり性能低下の原因となります。
テガルのクチコミや評価・評判
最後にテガルを実際に使用した人はどのようなクチコミをしているのでしょうか。
評価・評判をチェックしてみましょう。
テガルの評価、良いクチコミ
テガルの評価でまずは良いクチコミから紹介していきます。
良いクチコミ・評判は次のようなものがあります。
- 水温管理がとても楽になった。
- 室温35℃でも水温は26.8℃~28.2℃。
- ヒーター不要なので水槽内がすっきりした。
- 値段もそこそこで性能は文句なし
- 夏も冬も使える優れもの
テガルな値段で水温をしっかり調整できるという意見もありました。
きちんと稼働してくれているというクチコミと、冬でもヒーター要らずというのが人気の理由のように感じました。
テガルの評判、悪いクチコミ
テガルの評価もさすがに良いものばかりではありません。
悪いクチコミ・評判はどのようなものがあるのでしょうか。
- 稼働中のファンの音が気になる。
- 毎分1.5ℓ以下の流量だと水温が安定しない
- 外気温35℃で水温は1℃以上下がることがなかった
- ほぼ1日中稼働しっぱなし。
- これで2万ならあと1万出して別を買ったほうが得
いまいちという意見では「ほとんど意味なし」とまとめてしまえるようなものがありました。
水温が下がりにくいというのはやはりクーラーとしては致命的…
クチコミ・評価評判の総評として
複数サイトのクチコミを参考にしましたが、どこも好評から不評まで偏りなく五分五分という印象でした。
おそらく部屋の温度よりもテガル設置場所の温度を基準として稼働・評価したほうがいいのかなとも思います。
評価だけをみるとパッとしないというのが正直な意見ですが、中型クーラーを設置すればそれだけの流量が必要となり大きな水中モーターや外部フィルターも必要となります。
小型水槽で使用するという場面ならテガルを試してもいいのかなと感じました。
おわりに
小型水槽用のクーラーのテガルを紹介しました。
小型水槽用ということでどうなのかなって思っていましたが、性能をしっかり発揮できると感じている人も思ったよりも多く、使い勝手としてはよさそうでした。
ただし設置場所の温度に影響されるというのが一番考えておかないといけない点ですね。
本体からも熱が出るのでどうしても本体周囲は暑くなると思います。
前述したかもしれませんが、本体周囲は通気を良くして温度が上がりにくくする工夫も必要かもしれません。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!(^^)!
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