ZCシリーズはゼンスイの水槽用クーラー。
使い方・設置方法を紹介。
クチコミも参考に。
ZCシリーズはゼンスイ社の提供する水槽用クーラーです。
ゼンスイのクーラーの種類は豊富ですがそのなかでも高性能なZCです。
ZCの使い方や設置方法はもちろん、6種類あるラインナップも紹介しています。
実際に使用している人のクチコミも掲載しているので参考にしてください。
ZCシリーズ。ゼンスイの水槽用クーラーの機能と特徴
ZCシリーズはゼンスイが販売している水槽用のクーラーです。
ZCシリーズの機能や特徴から紹介します。
クラスNo1の高性能と省エネ
高性能な二重構造の小型熱交換器を採用することで、従来品に比べて50%程度冷却機能がアップしています。
クラスNo1の静音性
小型熱交換器を使うことで従来よりも小型のコンプレッサーを採用することができました。
特にZC100とZC200に関しては静音性を追求し、圧倒的な静音性を実現できたとのことです。
水温監視アラート機能で安心
水槽用クーラーで水温を下げることができますが、使用する循環ポンプのトラブルで冷えた水が本体の外に出ることができずに水温調整ができないことも起こり得ます。
水温監視アラート機能の実装で、水温を24時間監視し、設定水温よりも±2℃以上の変化があれば液晶画面で表示します。
オーバータイム機能でトラブル予防
クーラーの稼働時間が長くなると、オーバータイムといって水槽用クーラーが正常に機能しなくなることがあります。
車でいえばオーバーヒートのような状態です。
そのようなトラブルを未然に防ぐため、連続運転が2時間以上になると知らせてくれます。
0.1℃単位での高性能な水温設定が可能
ZCシリーズでは水温設定が0.1℃単位で微調整することができます。
高性能な水温設定ができるので、より好みに合った水温でアクアリウムを楽しくことができます。
0℃〜60℃の広範囲で水温調節可能
ZCシリーズではZRシリーズよりもさらに広範囲の0℃〜60℃の範囲で水温調節が可能です。
一般的なアクアリウムで水温を0℃や60℃に設定することはそうないと思いますが、なぜかこの広範囲の調整が可能です。
クリーニングタイム搭載
水槽用クーラーは2週間程度でエアフィルターなどのメンテナンスをしないと効率的に水温を維持することができません。
ZCシリーズは、稼働から200時間経過すると、クリーニングランプが点灯してメンテナンスのタイミングを知らせてくれます。
ランプが点灯したら早めにメンテナンスをするように心がけましょう。
その他ZRシリーズと共通の特徴・機能
ZCシリーズに特有の機能は上記までで、あとは以下のようなZRシリーズと共通の特徴・機能があります。
- 水温センサー本体内蔵だから水槽に投げ込み不要
- ±5℃で表示温度補正機能付き
- 自動で冷却・保温コントロール
- 淡水・海水の両方で使用可能
- 流量が少なくても効率よく冷却可能
他社の水槽用クーラーと特別なものはなさそうですが、クーラーとして最低限欲しい機能もきちんと備えています。
ZCシリーズの機種は6つのラインナップ
ZCシリーズの機種は適合水量や冷却能力などで6種類ものラインナップがあります。
各種適合水量に合わせた紹介をしていますが、 クーラー周囲温度が30℃の場合の紹介 としており、 クーラー周囲温度が35℃を上回る場合は1つ上の機種が適合機種 となります。
100L以下(60㎝水槽)までのZC-100
ZCシリーズで最も小型クーラーは適合水量100L以下のもので、ZC-100という機種になります。
60㎝水槽が約64L以下で90㎝水槽が182Lの水量なので、 一般的な水槽なら60㎝水槽までの適応 となります。
200L以下(90㎝水槽)までのZC-200
200L以下が適合水量になるのがZC-200です。
前述した通り90㎝水槽が182L程度なので水槽サイズでいえば 90㎝水槽までが適合水槽 となります。
450L以下(120㎝水槽オーバーフロー)程度のZC-500
450L以下が適合水量となるのがZC-500です。
120㎝水槽の水量が約243Lなので 120㎝水槽以上~450Lまでの水槽が適合水槽 になります。
大まかになりますが、120㎝のオーバーフロー水槽でもこのZC-500で充分な容量となっています。
120㎝以上の水槽のほとんどは受注生産・オーダーメイド水槽なのでどの規格までが適合ということができません。
大きな水槽や池で使用したい場合はゼンスイが提供している下記の クーラー選定・計算式 を利用し、適合機種を検討してください。▼▼
オーダーメイド規格適合の3機種、ZC-700・ZC-1000・ZC1300
機種ラインナップで最後に紹介するのが450L以上~1300L以下が適合水量となるオーダーメイド規格などに適合する3機種です。
大まかには次の適合水量で3機種あります。
- 650L以下までのZC-700
- 950L以下までのZC-1000
- 1300L以下までのZC-1300
どの機種も超大型水槽や小さな池にも使用できるレベルですので、水量に関しては上記クーラー選定・計算式を利用し、自身の水槽にどの機種が適合するのかを計算してください。
ZRシリーズ機種と適合水量・仕様一覧
適合水量・水槽などは紹介してきましたが、本体周囲温度により適合水量が変わることや、それぞれの流量や消費電力などが気になる方も多いと思います。
そこでゼンスイHPよりZCシリーズの仕様一覧を抜粋して紹介しておきます。▼▼
ZCシリーズの消費電力と電気代
6種類のラインナップのあるZCシリーズですが、気になることの1つが消費電力・電気代だと思います。
大まかではありますが、どのくらいの電気料金がかかるのか紹介します。
ただし、季節によってクーラーの稼働時間は異なりますし、電気料金単価も電力会社で異なることを意識しておいてください。
いずれも60Hgで単価27円の計算です。
ZC-100の月の電気代
水量100Lまでの ZC-100の消費電力は112kw なので、 毎日12時間運転をしたとするなら1,088円程度 になります。
ZC-200の月の電気代
水量200Lまでの ZC-200の消費電力は210kw なので、 毎日12時間運転をしたとするならば2,041円程度 となります。
ZC-500の月の電気代
水量450Lまでの ZC-450の消費電力は177kw なので、 毎日12時間運転をしたとするなら1,720円程度 になります。
ZC-200よりも消費電力が小さいのは構造上の違いでもあるのでしょう。
車でも軽自動車よりも普通車の方が燃費がいいということもありますしね(^^)
ZC-700〜1300の月の電気代
オーダーメイドの水槽で利用されるような大型クーラーの消費電力と料金です。
いずれも12時間使用での月の電気料金です。
- ZC-700は234kwで2,274円
- ZC-1000は360kwで3,499円
- ZC-1300は607kwで5,900円
となります。
実際にかかりそうな電気代
12時間の稼働での計算をして来ましたが、夏場でも12時間稼働するわけでもないでしょうし、涼しくなれば稼働時間はほとんど無くなりますね。
年間平均をすれば思ったよりも安い金額になりそうです。
ゼンスイのZCシリーズのセット・設置方法
ゼンスイの水槽用クーラーZCシリーズのセット・設置方法は以下のようなものがあります。
外部フィルターでZCシリーズを使用する場合
外部フィルターを動力としてZCシリーズに水を循環させる方法です。
外部フィルターの排水パイプ側をZCクーラー本体に接続させ、クーラーの排水口にホースをつなげて水槽に戻し、水槽に排水させる方法です。
流量が充分に確保できる外部フィルターがあればこの接続方法にするのが現実的でしょう。
水中ポンプでZCシリーズを使用する場合
下記画像のように水中ポンプとZCシリーズを接続させて使用する方法です。
外部フィルターに接続するとどうしても流量が低下しますが、動力を別に確保することで濾過流量を落とさずにクーラーを効かせることができます。
オーバーフローでZCシリーズを使用する場合
オーバーフローでZCシリーズを使用する場合もやはり動力としてポンプを使用します。
オーバーフローで使用しているマグネットポンプや水中ポンプを使用してクーラー内に水を循環させる方法です。
水槽用クーラーZCのメンテナンス・掃除について
ZCも吸気口のほこり詰まりなどが起こることは例外ではありません。普段からメンテナンスすることで効率よく稼働させることができます。
エアフィルター・コンデンサーフィンの掃除
ZC水槽用クーラーのメンテナンス・掃除方法は詳しくは購入時の取扱説明書を熟読していただきたいですが、分かりやすく説明すると以下のように行います。
- 前面部の吸い込みルーバーに指をかけて手前に外し、エアフィルターを取り出す。
- エアフィルターについたホコリを掃除機で吸い取るか水で洗い流す。
- エアフィルターを外した状態で、コンデンサーフィンにつまった埃を掃除機やエアダスター、付属のブラシで取り除く。
- エアフィルターを元に戻してルーバーなどを取り付けて終了
本体外装のメンテナンス方法
本体外装はプラスチックを使用しているため、アルコールやベンジンなどを使用すると劣化・変色する可能性があるため使用しないようにしましょう。
外装のメンテナンスは、ぬるま湯を浸した布を固く絞って本体のホコリ等を拭き取るようにしてください。
電源プラグの掃除
電源プラグも刺したまま放置しているとトラッキングによる火災の原因となります。
定期的に柔らかいブラシなどでほこりを掃除するようにしましょう。
ゼンスイの水槽用クーラーでどれを選んでいいか悩んだら
ゼンスイのクーラーはZCシリーズだけではなくZRシリーズやその他のラインナップがあり、どれを使用したらいいのか迷うところではないかと思います。
同じ水槽・水量であっても濾過容量などで全体の水量は異なってくるので、より確実に適合した水槽用クーラーを使用したいのであれば、先にも紹介しましたが、ゼンスイの クーラー選定・計算式 を利用してみましょう。▼▼
ゼンスイの水槽用クーラー「ZC」と「ZR」の違い
ゼンスイの水槽用クーラーの中で もっとも一般的なのが「ZRシリーズ」と「ZCシリーズ」 です。
基本的にはZRシリーズをさらに高機能・高性能にしたのがZCシリーズという認識でいいのですが、「違いがあまり分からない」という声もあるので、両者の主な違いを簡潔に紹介すると以下のようなものがあります。
- ZCのほうが省エネ
- ZCは静音性が高い
- ZCは水温監視アラート付き
- ZCにはオーバータイムアラート付き
- ZCは0.1℃単位、ZRは1℃単位で水温設定可能
- ZCは0~60℃、ZRは4~40℃で水温調整可能
- ZCはメンテナンスタイミングを知らせてくれる
- 稼働音が静かで良い。
- 買い替えで以前より静かになった。
- 静かで家族からの苦情も減った。
- 0.5℃上がると10分程度稼働して止まる。稼働時間も短くて良い。
- 予想より静かで1~2時間で数分稼働する程度。早く買えばよかった。
- 36℃の室温で60水槽の水温は24℃!
- 他社より消費電力含め一歩リードしている。
- 他社より静か…といっても気にはなる。
- 設置後初期稼働時は水温感知に少し時間がかかる。
- 動作音は寝室に置くと気になるが慣れてきた
- 電源ボタンがあると尚良い
こうやって見てみると、とくに不要とも思えるような機能もありますが、総じてZCシリーズのほうが高性能ということになります。
ゼンスイZCシリーズのクチコミや評価・評判
最後にゼンスイ水槽用クーラーZCシリーズのクチコミや評価・評判を紹介します。
良いクチコミも大切ですが、 不評なクチコミもしっかりチェックするほうが「こんなはずじゃなかった」ということになりにくい と思います。
ZCシリーズの好評なクチコミ
ZCシリーズの好評なクチコミには次のような内容がありました。
好評のクチコミの印象としては 静音性と冷却性能に優れている という点が目立ったという感じです。
アクアリウムは家族の批判を受けやすいところもあるので、静音性が高いというのはうれしいですね。
ZCシリーズの不評なクチコミ
ZCシリーズで不評・いまいちというクチコミもチェックしましょう。
もっともっと探せばキツイ不評もあるのかもしれませんが、私が調査した範囲では優しめの不評ばかりでした。
ZCシリーズの個人的な感想
いくつかクーラーのことを調べてきましたが、ZCシリーズは明らかに他製品に比べてクチコミが良いという印象です。
本体価格自体は他社と変わらないと思いますが、機能・性能的なものはたしかに高いのではないかと感じました。
いつか購入するクーラーなら、早めに購入をしてストレスないアクアリウムライフを送りたいかなっとも思いました。
おわりに
ゼンスイの水槽用クーラーのZCシリーズについてまとめてきました。
きっと皆さんのクーラー購入・選びのお役に立てる内容ではなかったかと考えております。
アクアリウムは夏がシーズンではありますが、水温が原因でトラブルも多く初心者がアクアリウムから遠ざかってしまいやすい時期でもあります。
簡単に出せる金額ではありませんが、夏の高水温を気にすることなくアクアリウムを楽しめるのであれば購入を検討したいところです。
最後まで読んでいただいてありがとうございます!(^^)!
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