メダカの稚魚の飼育。
稚魚のエサにも種類があります。
自身の与えやすい餌の選び方。
メダカの稚魚の飼育 でもやはり栄養となる 餌が必要 です。
稚魚は小さいためなんでも食べれるというものでもないので、餌選びが重要です。
エサの種類も複数あるためどれを選べばいいかわからないという方もいることでしょう。
今回は メダカの稚魚のエサの種類を紹介し、選び方もアドバイス したいと思います。
自身の飼育環境とライフスタイルに合わせたメダカの稚魚のエサの選び方。
メダカの稚魚に与えられているエサの種類
メダカ飼育の経験者は稚魚にどんな種類のエサを与えているのかを調べると次のようなものがありました。
メダカ用の餌をすり潰したもの
メダカ用の餌といっても種類は豊富ですが、自身が愛用しているエサをすり潰して与えているという人も多いようです。
わざわざ 稚魚用に餌を準備しなくていいのでストックが減らせて便利 です。
ただし、 毎回すり潰さなければならないという手間 はあります。
メダカ稚魚用のパウダー状の餌を与える
最も簡単なのがメダカの稚魚用の餌を与えることです。メダカの稚魚は小さいため、餌はパウダー状のように小さな粒になっています。
開封すれば すぐに稚魚にエサを与えることができるので、とても簡単で手軽 です。
ただし、稚魚のエサもそう長期間使うものでもありません。
稚魚の餌が不要となったときに残ってしまった場合は 在庫を持て余してしまったり、来年使うのであれば劣化していることも考えられます。
「稚魚用の餌はそろそろ不要かな?」と思ったら、メダカ成魚用の餌をすり潰す方法に切り替えるのが良いでしょう。
ウォーターフード・PSBをメダカの稚魚に与える人も
ウォーターフードは商品名なのですが、要は 光合成細菌などバクテリア などが入っており、それをメダカの 稚魚が食べて栄養とする ことになります。
餌として与えるだけではなく、光合成細菌が 飼育水の水質を安定させる働きも持っています。
フィルターの汚れを分解してくれたりという働きもあるので、餌以外としての用途もあります。
PSBもウォーターフード同様に光合成細菌が含まれているもので、PSBと名がつく商品は多くあります。
その中でも安価で人気があるのが上記のようなものです。内容としてはほとんどウォーターフードと変わりないかもしれませんね。
私もPSBは利用しています。
稚魚の栄養補給という意味だけでもなく、成魚のエラや口から自然と入り込んで栄養補助ともなり調子を整えてくれます。
私の場合はお守りのような意味合いもありながら使っています。
メダカ稚魚飼育にブラインシュリンプ(生餌)は最高の餌
ブラインシュリンプとは超小型の甲殻類です。
簡単に孵化させることができるだけでなく 栄養価も高い ため、メダカだけではなく金魚や熱帯魚など すべての稚魚の飼育で好まれて利用されています。
ブラインシュリンプの孵化に関する詳しい記事はこちら▼▼
簡単に孵化させることができるとはいえ、手間は絶対的にかかるため全ての人におすすめはできません。
しかし生餌としてのブラインシュリンプの栄養価は非常に高く、とくに高級・質の良い生体の育成には好んで利用されています。
乾燥ブラインシュリンプエッグは簡単・高栄養
乾燥ブラインシュリンプエッグとは、ブラインシュリンプの卵から 栄養価の高い黄身だけを抽出させて乾燥させたもの です。
乾燥飼料と同じように開封して適量を与えるだけなので、 簡単に餌として与えることができて栄養も充分 なのでこちらも重宝されています。
グリーンウォーターの植物性プランクトン
グリーンウォーターとは飼育水が緑色に濁った状態のものをいいます。
たまにガラス面に付着したコケによって水が緑に見えることもありますが、それはただコケが生えているだけでありグリーンウォーターとは言いません。
実際には緑に濁っているわけではなく、 植物性プランクトンが大量に発生しているために緑に濁ったように見える だけです。
この植物性プランクトンがメダカの稚魚だけではなく成魚でも餌として捕食されます。
グリーンウォーターを作ることは難しいことではありませんが、水槽に水を張っておけばできるというものでもありません。
グリーンウォーターの特徴や作り方については下記記事を参考にしてください▼▼
YOUTUBEの動画でもグリーンウォーターの作り方がありましたので参考にしてください。
ミジンコ・ゾウリムシなどの生餌
ミジンコやゾウリムシなどその他のプランクトン などをボトルに入れて生餌として販売されているものもあります。
ゾウリムシやインフゾリア、ミジンコなどは一度購入すればそのあとは自家繁殖させることも可能なのでお得でもあります。
自然界のメダカは人工飼料などを食べることなく、プランクトンや微小なコケなどを食べながら生活・成長しています。
そう考えると 人工飼料よりもこういった生餌などのほうがメダカにとっては良い餌 と言えるでしょう。
メダカの餌の最適な選び方
解説してきたようにメダカの稚魚の餌として利用されているエサの種類は多くあります。
どれがいちばんいいの? と余計に解らなくなってしまった人もいるかもしれませんね。
そもそも最適な餌とは何なのでしょうか。
- メダカの育成にとって一番いいもの?
- 飼育者にとって一番都合がいいもの?
いろんな視点がありますよね。
次にメダカの餌の最適な選び方について考えてみましょう。
メダカの稚魚の育成にとって最も最適な餌とは
メダカの稚魚の育成にっとって最も最適な餌を挙げるとすれば、次のものが最適と言えるものでしょう。
- グリーンウォーターの植物性プランクトン
- ブラインシュリンプ(生餌)
- ゾウリムシ・ミジンコ(生餌)
人工的に増殖・孵化させることはしますが、どれも生きているエサです。
自然界のメダカは人工的な飼料を食べることなく成長して一生を終えます。
川にはこういったものだけではなくたまには魚の死骸なども食べることもあるでしょう。
魚の死骸を与えることはできませんが、やはり 自然界にある栄養価の高い生餌が最もメダカの自然な育成にはぴったり ではないでしょうか。
飼育者の都合で最も最適な餌は人工飼料
ブラインシュリンプを孵化させたり、生餌を与えるのは生体にとってとてもいいことですが、飼育者にとってもベストかというとそうではないでしょう。
毎回ブラインシュリンプを孵化させたり、ゾウリムシやミジンコを増やし続けるのは手間がかかる ものです。
こういった手間が取れない場合・面倒だと感じてしまうとアクアリウムがストレスになってしまいます。
アクアリウムを自身のライフスタイルで楽しむためには、 人工飼料を利用して手軽に栄養を与えるのが最も最適な餌の選び方 ではないでしょうか。
メダカの稚魚の育成にとって最も最適な餌選びとは
メダカの稚魚だけではなく成魚であっても、いろんな栄養が必要となることに違いはありません。
1種類の餌にこだわっていては栄養が偏りがちになるのはメダカ・稚魚だって同じです。どんな魚でも餌は複数の種類を与えたほうがいいと言われていますね。
メダカの稚魚の育成にとって最も最適な餌選びとは 生餌をメインで与えて人工飼料を補助的に使う ということだと思います。
餌の種類が増えるため在庫がかさばることもあるかもしれませんが、栄養面を考えるといろんなものを与えるのがいいでしょう。
おわりに
メダカの稚魚の餌についてまとめました。
メダカの稚魚に与えるエサの選び方は以下の2つの点のどちらを重視するかで変わってきます。
- 稚魚の栄養価を重視する
- 飼育の手間がかからないことを重視する
お世話をする自身のストレスにもならず、稚魚にも栄養が与えられる自分なりの選び方を考えてみましょう。
人工飼料も生餌もやってみたいと思う方はどちらもやってみるといいと思いますが、それぞれを準備するのは大変ですしあまりおすすめはできません。
どちらもやってみる場合はどちらが自分に向いているかという視点でも評価してみましょう。
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