水中LEDの効果と使い方を紹介。
効果も水中LED「あり」と「なし」で検証!
正しい使い方で水槽を明るく演出!
水中LEDは水槽内に設置することができる防水型のLEDです。
使用している人は多くありませんが、水中LEDの「あり」と「なし」の検証では、水槽内の明るさが極端に違いました。
明るいLED照明を使っていても暗く感じてしまうこともあります。
LEDの光の特徴を知ればそれも納得!その解決にも水中LEDが活躍します。
今回は水中LEDの効果と効果的な使い方。水中LEDがあるのとないのではどのくらいの違いがあるのかなどまとめました。
水中LEDの使用を悩んでいる人はぜひ参考にしてください。
この記事ではたくさんの【図】が出てきます。すべて図の右側が「水槽前方」、左側が「水槽後方」で書いています。
LEDと蛍光灯の違いを知る
2017年では蛍光灯よりもLED照明のほうが普及してきましたが、現在でも蛍光灯を愛用している人も少なくありません。
まずはLEDの光と蛍光灯の光の違いを理解しておきましょう。
これを知ってるのと知らないのでは設置場所をどうすればいいのかヒントになります。
蛍光灯の光の特徴
蛍光灯は360°の広い範囲に光を届けることができる特徴があります。
ちょっと違うかもしれませんが、極端な図を書くと下のような光の特徴があります。
蛍光灯では、このように 広い範囲をカバー できます。
LEDの光の特徴
1つの例ですが、LED照明では下の画像のような発光体がたくさん取り付けられています。
LED発光体から出る 光は直線的 なので、下の図のような照らし方をします。
このように発光体が向いている方向にしか光が差さないため、広い範囲をカバーできません。
LEDライト1本では光量不足なことも
上の図ではLEDライトの光は直線的で広がりがありませんでした。
スリムタイプの水槽であればLEDライト1本で足りそうですが、それ以外では光の当たらない部分があり、光量不足なこともありそうです。
それを補うためには、水槽上部のスペースが開いていれば、LEDを増やすのも手段です。
そうすると水槽上部のスペースがより狭くなってしまいます。
外部フィルターならまだいいですが、上部フィルターを設置していればとくに狭くなってしまいます。
このような場面で水中LEDが活躍します。
水中LED照明の種類
水中LEDもデザインや光量、価格などいろんな商品があります。どれも同じようなものですが、多少用途の違うものもあります。
水中LEDには以下の種類があります。
バブルカーテンタイプ
一般的な水中LEDライト
バブルカーテンタイプ
バブルカーテンタイプはエアレーションをかけることもできる水中LEDで、次のようなものがあります。
これは照明目的というよりも演出タイプですね。
演出用といっても、水槽の下に吸盤で設置して使うので下の画像のように設置すれば、水槽後方の暗さを補うことができそうです。
エアレーションに関する詳しい記事はこちらから
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一般的な水中LEDライト
そしてこちらが一般的な水中LEDライトです。
このタイプも水槽ガラス面や、上部フィルターの底に吸盤で取り付けるようにして使用します。
けっこうお高い値段ですが、私が使用しているのはもっともっと安いタイプですのでご安心ください。
このタイプなら、設置する向き次第では下の図のように照らすことができます。
または、バブルカーテンタイプのように下らか上に向かって照らしてもいいかもしれませんが、下らか光が当たるのは日常とは大きく異なるので、ストレスになるかもしれませんね。
水中LEDライトの効果を検証!
それでは私の水槽で、実際に水中LED照明の効果を検証た結果を画像付きで解りやすく紹介したいと思います。
ちなみに、私の水槽に水中LED照明を取り付ける前の水槽の見取り図は下記のようなものです。
過密水槽なので濾過強化するために上部フィルターを2台設置しており、2つ目のLEDライトを置きたくても置けなかったのです。
こんな状況だったからこそ水中LEDライトの存在を思い出して水中LEDの使用を検討したのでした。
水中LED照明「あり」「なし」検証に使用したLEDライト
私が検証(実用)に利用したのは次のLEDライトです。
先ほどの水中LEDライトと比べるとかなり安価です。
安価ということは明るさが弱いとか、デザイン性が悪いとか関係すると思いますが、金銭的な面でこちらをえらびました。
この水中LEDライトの実力は次の項で紹介しますよ(^^♪
水中LED ライトの効果はこんな配置で検証
今回の検証では、次のように水中LEDライトを設置しました。
上部フィルターの底に取り付けてもよかったのですが、水槽前面ガラスの最上部に取り付けることにしました。
水中LED ライトの検証結果!
それでは水中LEDの「あり」と「なし」でどのような結果が出たのか、画像で比べてみましょう。
まずは水中LED「なし」から
こちらが水中LEDの電源を入れていない、「なし」の状態の画像です。
これだけではよくわからないと思いますが、着目してもらいたいのは水槽上層のやや右にいるスネークヘッドです。
スネークヘッドの色が全く確認できない くらい暗いですね。
水中LEDライトを「あり」にしたら
そしてこちらが水中LEDを「あり」にしたときの画像です。
スネークヘッドの位置はほぼ変わりませんが、 スネークヘッドの色がはっきり と確認できますね。
これはもちろん水中LEDの効果そのものです。
ちょっとした金額の水中LEDでここまで水槽内が明るくなり満足しています。
水中LED ライト一本のみではどうなるかも検証
水中LEDライトだけでどのくらいの明るさがあるのかを検証してみました。
つまりは下の図のような状態で、もちろん水中LEDの設置場所や向きはそのままの状態です。
90㎝水槽に60㎝用の水中LEDを使用しているので、明るさはやっぱり足りませんね。
でもこれが60㎝水槽だったら、この水中LEDライト1本でも不可能ではなさそうです。
水中LEDライトのメリットとデメリット
今回の水中LEDライトの検証をしたことで感じた、水中LEDライトのメリットとデメリットをまとめました。
水中LEDライトのメリット
まずは水中LEDのメリットからまとめます。
- 水槽上部に設置できないときに水中に設置できて便利!
- 「あり」と「なし」では見栄えがかなり違う
- 水槽上部のスペースを確保できる。
水中LEDライトのデメリット
次に水中LEDのデメリットです。
- 水槽内での存在感が目立つと感じるかも。
- ガラスに吸盤をつけると、外観的に違和感がある。
- 水槽上部に照明が置けるなら水中LEDは不要かも。
特に気になるようなものはなかったのですが、強いてデメリットを挙げるならこのようなことがあります。
水中LEDライトのいろいろな使い方
水中LEDライトにもいろいろな使い方があります。自分なりの取り付け方でいろんな演出が可能です。
水槽前面を明るく照らす
私のようにLEDライトを水槽中央に置いたり、後方に置くとどうしても水槽前面が暗くなりがちです。
水槽前面を明るく照らして見栄えを良くするために、水槽前面にLEDライトを設置するといいでしょう。
後面ガラスに取り付けて後ろまで明るく照らす
上部フィルターを後方に置いている場合は後方が暗くなりがちです。
後面のガラスに吸盤で貼り付けるように設置すれば後面までしっかりと明るく照らして鑑賞が明るくなります。
上部フィルターの底に取り付ける
後面・前面のガラスに取り付けるのもナシではないですが、吸盤が見えるのが気になるという人もいると思います。
上部フィルターを利用している人は上部フィルターの底面に水中LEDライトを取り付けるのがおすすめです。
バブルカーテンとして演出させる
明るい・おしゃれな観賞用水槽にはバブルカーテンはもってこいです。
この動画のようにおしゃれな演出もしながらエアレーションもかけることができるのは良いですね!
おすすめの水槽用LED水中ライトとクチコミ
私が利用している水中LEDライトは安価でおすすめできますが、その他おすすめの水槽用LED水中ライトとそのクチコミを紹介します。
水中LEDライトでは一番人気、テトラSL-60
今回私が紹介・検証をしたテトラの水中LEDライトです。
人気の理由はやはり安価であることとサブで使うには充分な明るさがあるというところのようです。要はコスパが良いのですね。
以下のようなクチコミがありました。
- サブで使用。単体だと月あかり程度
- 安価だが予想以上に明るかった
- 鑑賞には充分だが水草育成は難しそう
- 水槽上部がすっきりした
- ドジョウなど明るすぎないほうがいい水槽ならこれだけで良い
クチコミの内容としてはやはりコスパに満足しているという内容が多かったように感じました。
明るさも値段分かおおむね満足という印象ですね。
とにかく安いですし、「水中LEDライトへの不信感がぬぐい切れないけど使ってみたい…」という方にはとくにおすすめしたいです。
アロワナにおすすめのゼンスイアンダーウォーターパーフェクトレッド
アロワナは生体本来の色艶だけでも充分に美しいのですが、ライトの特徴を活かすことでさらに美しく演出することができます。
そこでおすすめなのがゼンスイのアンダーウォーターパーフェクトレッドです。
クチコミには次のようなものがありました。
- 使い勝手抜群
- 色合いが良いしライトも細く邪魔にならない
- フィッシュルクスよりも色が濃い
- コケがあまり発生しないので気に入っている
- 鱗の1枚1枚が輝いて鮮明に見える
- 想像以上に幻想的な水槽になった
- 本体も丈夫そう
価格は高いようですが、それに見合った・それ以上の実感を感じてあるようでした
まとめ
水中LEDの効果はどのように映りましたか?
今回は90水槽に60水槽用の照明を使用しているのでこんな感じですが、60㎝用の水中LEDだったので、60㎝水槽で使用すればもっと明るく照らせたことだと思います。
効果は、今回の検証では
水中LEDをメインで利用することは難しいが、サブで使用するならOK
といった感じでした。
ただし、私が使用しているのは水中LED照明の中でも安価なものです。
選び方としては、商品によっては設置方法が異なるものがあります。
なかには価格も高くその分明るさもすごそうな商品もあります。
そのような商品だと
水中LEDだけでももっと明るくなるのかもしれません。
レビュー・クチコミなども参考にすると良いでしょう。
もし「もう少し明るくしたいな」って方がいらっしゃったら、水中LEDの使用を検討してみましょう!(^^)!
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