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ベアタンクが選ばれる理由。メリットとデメリットからみえるベアタンクの特徴!選ばれる理由と特徴まとめ!

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ベアタンクが選ばれる理由はなんなのか。
メリットを知れば選ばれる理由も見えてくる!
デメリットを知れば対処もできる!ベアタンクで失敗しない!

 
 

ベアタンクとはアクアリウムの水槽の特徴のひとつです。ベアタンクとはどんな水槽で、なぜアクアリストに選ばれるのでしょうか。

ベアタンクのメリットを知って、アクアリウム始めること自体は簡単です。しかしデメリットを知らなければベアタンクで失敗するリスクも高くなります。

今回はベアタンクはどんなものなのか。メリットとデメリットから見えてくるベアタンクの特徴とどんなアクアリウムでベアタンクが好まれているのかをまとめました。
 
 





 

 

ベアタンクとはどんなもの?

ベアタンクとは砂利や砂、ソイルなどをの底床材が入っていない水槽のことを言います。

つまり水槽の底のガラスがむき出しになっているのがベアタンクです。画像で例えるなら下の画像のような水槽を“ベアタンク”と言います。
 

 
 

ベアタンクのメリット・デメリット

ベアタンクのメリットとデメリットを紹介します。ベアタンクのメリット・デメリットがわかれば自分の水槽もベアタンクにしたくなるかもしれません。

でもしっかりデメリットも把握して、自分のやりたいアクアリウムがベアタンクにマッチするのか判断しましょう。
 

メリットでもありデメリットでもあること

長所は短所というように、メリットでありながらも同時にデメリットとなる面もあります。

フンやゴミが目立つ

ベアタンクは底床材がないためフンがどこにあるのか、どのくらい溜まっているのか一目瞭然です。
それはフンが見えやすいので水換えの時にフンを掃除しやすいというメリットです。

しかしフンが目につきやすいので“見た目が悪い”ということもあります。
 
 

水槽がすっきり

ベアタンクは底床材がないので見た目もシンプルでスッキリした印象があります。
しかし水槽内の雰囲気までシンプルだと物足りなさを感じてしまうこともあります。
 
 

ベアタンクのメリット

ベアタンクにはいくつものメリットがあります。ベアタンクが選ばれる理由は次のようなメリットがあるからです。
 

底床材のコストがかからない

底床材といえば砂利かソイルがよく使われていますが、購入するとなれば必ずコストがかかってきます。
とくにソイルは1年程度で交換が必要ですし、比較的高価な底床材です。

ベアタンクでは底床材を必要としないので、底床材を使わないぶん安価になるメリットがあります。
 
 

フィッシュレットが効果的に使える

フィッシュレットとはエアレーションを利用した吸引力で、水槽の底に沈んだフンやゴミを回収する備品です。

ベアタンクだと底に凹凸がないため、フンやゴミがスムーズに底を移動することができます。
そのためベアタンクにはフィッシュレットの周囲にフンやゴミが集まりやすい・効果的に使えるというメリットがあります。

一方で砂利などを敷いていると底床がデコボコしているため、フンが引っかかるなどするため移動しにくく、フィッシュレットを効果的に使うことができません。
 
 
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フィッシュレットに関する情報は以下のリンクの記事で詳しく解説しています。
↓↓↓
フィッシュレットの効果や使い方。ザリガニや改造でメンテも楽に。

 
 
エアレーションに関する詳しい記事はこちらから
↓↓↓
エアレーションの方法と効果!効果的なエアレ・隠れエアレも紹介
 
 

水槽全体の重量が軽くなる

ソイルや砂利、とくに砂利を入れた上で水を入れると水槽全体の重量が重くなり、水槽台や床への荷重・負荷が大きくなります。

水槽台ではなくカラーBOXなどに水槽を置くケースもあるので、弱い水槽台に水槽を設置する場合はとくに水槽の重量は影響してきます。

このように重量が軽いというのはアクアリウムにとってメリットとなります。
 
 

メアタンクのデメリット

メリットだけわかっても意味がありません。デメリットも理解したうえで、自身のアクアリウムにはベアタンクにするメリットのほうが高ければベアタンクにしてみましょう。
 

底床の生物ろ過ができない

底床材を入れていると底床材の隙間に濾過バクテリアが繁殖をして生物ろ過が働くことが期待できます。

ところがベアタンクでは底床材を入れないため、底床に濾過バクテリアが繁殖することがありません。

つまり、ベアタンクに濾過バクテリアが繁殖できるのはフィルター内だけなので、一般的な水槽に比べると生物ろ過が脆弱になりやすいというデメリットが出てきます。

これを補うためにはフィッシュレットを利用して“こまめにフンの処理”をしたり、“濾過容量を大きくする”・“水換えの頻度を増やす”というかたちで補っていく必要があります。
 
 

本来の生態が観察できないことも

例えばコリドラスは砂に口を突っ込んで砂に埋もれたエサを探しながら食べるという行動をとります。しかしベアタンクでは底床がないのでそのような行動が一切観察できません。

このように川底に生息するような熱帯魚を飼育する場合には、本来の熱帯魚の生態が見れなくなるというデメリットがあります。

水草を植えることができない

ベアタンクなら底床材がないので“水草を植える”ことができないとうデメリットがあります。

どうしても水草も楽しみたいなら、活着する水草を選んで流木や溶岩石などに活着させて楽しむか、容器にソイルなどを入れて“ポット植え”のようにして水槽に設置するしかありません。
 
 

活着とはなにか、どんな水草があるのかというところはこちらの記事にあります。
↓↓↓
活着系水草でソイルなしでわさわさ増える都合のいい種類の水草!
 
 

水槽の底床の色が影響することも

自然界では川底が“透明・白”ということは絶対にありえません。ところがベアタンクでは底床材の色の多くは透明だったり、白になることもあります。

そうなると照明の光が水槽の底に反射してやたらと明るい環境になってしまいます。それが熱帯魚のストレスとなることがあります。

そのためオールガラス水槽やアクリル水槽など、底が透明な水槽でベアタンクにする場合は黒いマットを水槽の下に敷いて、その上に水槽を設置するなどの対処をしているアクアリストもいます。

私達だって自宅の床が透明だったらすごく落ち着かないですよね。
 
 

水槽の種類に関する記事はこちらから
↓↓↓
【アクアリウム】水槽のおすすめのメーカーはどこ?水槽の選び方
 
 
 

どんなアクアリウムでベアタンクが選ばれる?

こんなメリットやデメリットがあるのですが、どんなアクアリウムでベアタンクが選ばれているのでしょうか。ベアタンクが適したアクアリウムは、ベアタンクのメリットを充分に活用できるようなものです。

小型魚ならフンも少なく底床の生物ろ過もあれば充分に水質を維持することができるでしょう。

しかし大型魚や金魚などフンが多い場合は底床にフンが沈むと目立ちますし、底床の濾過バクテリアとフィルターの濾過バクテリアではアンモニアの分解が追い付かないことがあります。

そうなると水質の悪化の原因となりますね。そのうえ底床材があるとフンの掃除も大変です。フンの多い魚を飼育する場合にはベアタンクが好まれます。フィッシュレットを活用したい場合にもやはりベアタンクがベストです。

ベアタンクが好まれるアクアリウムとは“とにかくフンの撤去を効率的にしたい”場合に選ばれています。ほかにもメリットはありますが、水槽を軽くしたいという理由だけでベアタンクを選ぶ人はめったにいないでしょう。

ベアタンクが適さないアクアリウム

簡単に言ってしまえば上記以外のアクアリウムではベアタンクは適しません。

水草も植えることができず生物ろ過のバクテリアの全体量も減少します。本来の生態の観察もできないし水槽がピカピカだと熱帯魚だって落ち着いて過ごすことができないかもしれません。

ベアタンクは基本的に飼育者優位・飼育者目線のアクアリウムということでもあります。底床掃除がどんなに面倒でも、飼育者がしっかりメンテナンスさえ怠らなければ、熱帯魚にとっては底床材のある水槽のほうがよっぼど生活しやすいはずです。
 
 
アウトドア&フィッシング ナチュラム
 
 




 
 

まとめ

この記事の内容を読んでいくとどうしてもデメリットのほうが目立ってしまったかもしれませんんね。しかしそんな私もベアタンクで熱帯魚を飼育している一人です。

ベアタンクが選ばれる理由、それは“メンテナンス・管理が容易なこと”これが最も大きな理由でしょう。

“大型魚だからこそフンが多い”

“フンが多いからこそ水を汚しやすい”

そのデメリットを補うために私がたどり着いたのがベアタンクです。熱帯魚には迷惑をかけているかもしれませんが、ベアタンクにすることでフンをしっかり撤去することができて水質の悪化もありません。たぶん…

大型魚の飼育で底床材を敷き詰めている方で、生体が体調を壊しやすい場合はベアタンクで改善できる点があるかもしれません。また、もし自身のやりたいアクアリウムにベアタンクが適していると考えた方は、ぜひ一緒にベアタンクでアクアリウムを楽しんでみましょう( ^ω^ )

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