投げ込み式フィルターの使い方や特徴。
水作エイトコア・ロカボーイを例として解説。
おすすめの投げ込み式フィルターの特徴や使い方!
投げ込み式フィルターは「ぶくぶく」とも表現されることもあり、水槽のセットなどにはじめからついている事が多く、初心者向けのフィルターと思われがちです。しかしその用途は多く初心者以外にも好まれて利用されています。
投げ込み式フィルターがどんなものなのかという基本的な事からどんな使い方・特徴があるのか、メリットやデメリットも紹介します。
また、投げ込み式フィルターを改造・工夫することでろ過能力を強化するアクアリストもいたりします。もちろんどんな改造や工夫がされているのかまで網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。
投げ込み式フィルター(ぶくぶく)ってどんなもの?
投げ込み式フィルターとは文字通り水槽内に入れ込んでつかうフィルターで、外観としては下の画像のようなものです。
自分で使ったことがなくても、友達の家などの水槽でぶくぶくと泡を出している投げ込み式フィルターを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
投げ込み式フィルターにはコンセントはなく、これ単体では稼働させることはできません。
投げ込み式フィルターの水作エイトの効果・仕組みと使い方
はじめに投げ込み式フィルターの仕組みや効果などから解説していきます。ここでは水作エイトコアを一例としてします。
投げ込み式フィルターの構造・使い方
投げ込み式フィルターの仕組みは単純で、箇条書きで解説もしていますが、公式の動画を見てもらえればよく分かりやすいかもしれません▼▼
使い方・セットの手順としては次のような流れになります。
- 投げ込み式フィルターにエアチューブの片方を接続
- エアチューブのもう片方をエアーポンプに接続
- エアーポンプのコンセントを接続
- 投げ込み式フィルターを水槽に投げ込む(やさしく入れる)
(ここまででエアポンプから投げ込み式フィルターへ空気を送るための手順が済みました。)
(これでエアーポンプから投げ込み式フィルターへの送気が始まります。)
(送気よって水槽内の水が本体に流動・通水し、水の汚れなどを濾し取っていきます)
投げ込み式フィルターには"エアーポンプ"が必要
先にエアーポンプにチューブを接続するということをいいましたが、投げ込み式フィルターはエアーポンプがなければ動作しません。
はじめて投げ込み式フィルターを購入する場合はエアーポンプがあるかどうかを確認し、もしエアポンプがなければ買い忘れがないようにしましょう。
エアーポンプでフィルター内に空気を送り込むと、空気の流れで水槽の水をフィルターに通水させて水をきれいにしてくれます。
投げ込み式フィルターはロカボーイと水作エイトが主流
投げ込み式フィルターの種類は複数ありますが、その中でも主流といえるものはロカボーイと水作エイトコアです。
GEX(ジェックス)のロカボーイの特徴
GEX(ジェックス)のロカボーイは濾材のウールと活性炭が一体となっている特徴があります。▼▼
このためろ材の交換がより簡素化されており、ろ材を取り換えればウールも活性炭も同時に新しいものになるので簡単にろ材交換することができます。
ちなみに上記商品は濾材に濾過バクテリアが含まれており、セット後すぐに生物ろ過能力を発揮することができる比較的新しいものです。濾過バクテリアが含まれていない普通のロカボーイは現在でも販売されています。
水作の水作エイトコア
水作もアクアリウム用品メーカーですが、GEXなどに比べると商品種類は少ないのですが、製品の性能からアクアリストから人気のメーカーです。そんな水作が出しているのが水作エイトコアです。
水作エイトコアはウールろ材とその他の活性炭ろ材や吸着ろ材が分かれている特徴があります。
詳しくは後述しますが、吸着ろ過を効かせたい場合はゼオライトカートリッジをセットしたり、生物ろ過を効かせたい場合は濾過バクテリアが付着している活性炭セラミック濾材をセットしたりと、いろんな環境に応じてカートリッジを交換して対応することができる強みがあります。
ロカボーイと水作エイトコアはどちらがいい?
ロカボーイと水作エイトコアはどちらがいいのか?という質問をよく見かけます。 個人的には濾材のカスタマイズが可能な水作エイトコアを愛用していますが、別にロカボーイでも構わない と思います。
濾過能力としては大きな違いはないでしょうし、好みの形や好みのメーカーもあると思います。
通販なら品揃えは確実ですが、店頭で購入するのであればその場に販売されているものを買わざるを得ません。個人の好みや状況で決めましょう。
スポンジフィルターは投げ込み式フィルター?
スポンジフィルターは投げ込み式フィルターに比べればかなり新しいフィルターです。
以前はロカボーイや水作エイトコアなどが投げ込み式とされていましたが、エアーポンプを使用することと水槽内でなおかつ底床に設置するスポンジフィルターもあるため、スポンジフィルターも投げ込み式フィルターのジャンルではあると言えるでしょう。
しかし認識として多いのは
- 投げ込み式フィルター=ブクブク
- スポンジフィルターはスポンジフィルター
というところです。
基本的には スポンジフィルターは投げ込み式フィルターではなくスポンジフィルターというジャンル という認識でいいでしょう。
スポンジフィルターに関する詳しい内容はこちらから▼▼
濾材の掃除と頻度、ろ材の交換時期について
投げ込み式フィルターの濾材はすすぎ洗い・掃除を繰り返して使いまわしますが、濾材にも交換時期があります。
ウール(白わた部分)と内部の活性炭濾材は消耗品なので交換が必要ですが、交換のタイミングは慣れるまでわかりにくいものです。
「交換時期について」と言いましたが、ウールのメンテナンスのやり方次第で交換頻度大きく異なってくるので、 「交換は◯ヶ月毎!」 と断言することはできません。
掃除の頻度はウールろ材の汚れ具合で判断します。アクアリウム環境で水・ろ材の汚れ具合は異なってくるので汚れ具合で掃除の頻度を判断します。投げ込み式フィルターは汚れが見えやすいため掃除のタイミングが分かりやすいものです。
ウールろ材が黒く汚れていたらかるくもみ洗いすれば掃除はそれで終わりです。掃除の頻度は個人でつかむしかありません。
また、活性炭は臭いや色素を吸着して水を透明にしたりする効果がありますが、吸着できる量にも限りがあり使いまわしができません。活性炭の交換時期については取扱説明書に書いてある通りに交換するのがいいでしょう。
なかにはウール部分は「茶色く汚れてきたから交換!」と考える人もいるようですが、汚れはすすぎ洗いをして使い回しましょう!
ウールが汚れてきた頃からが、ようやく濾過バクテリアが繁殖する時期です。
濾過バクテリアはアクアリウムにとっては宝物です。
せっかく濾過バクテリアがウールに繁殖してきたのに、ウールを新品に交換するなんて濾過バクテリアを捨てているようなものです。
ウールのすすぎ洗いのやり方次第ですが、短くても4〜6ヶ月程度は使い回せます。なかには1年くらい使いまわせる場合もあるようですが、それこそアクアリウム環境に左右されることでしょう。
濾材が目詰まりしやすいような環境や、荒い洗浄をしているなら交換時期が早まりますし、丁寧に取り扱えば何か月も使いまわせます。
さて、本題のウールの交換時期は 「ウールがクタクタになってきた頃」 です…
すごくわかりにくいですよね。でも実際にウールがクタクタになってきたら実感するものなんです。
ウールがヨレヨレになったりクタクタになったり、ヘタってきたり‥
ウールがペチャンコ・ヘロヘロ・ボロボロになってきたと感じたら交換時期です!
まずはクタクタになッたと感じるまで使い回してみましょう!
投げ込み式フィルターのメリット・デメリット
まずはわかりやすく投げ込み式フィルターのメリットとデメリットを羅列してみます。
その後に具体的にそのメリットデメリットからどんな特徴があるのかを解説しましょう。
投げ込み式フィルターのメリット
まずはメリットからチェックしてみましょう。
- 作りが単純で使いやすい
- エアレーションを兼ねる
- メンテナンス時期が解りやすい
- 物理濾過も生物濾過も出来る
- 安価でサブフィルターとしても使える
- 入手しやすい
- 好みに合わせたカスタマイズが可能
- 濾材交換やメンテナンスが簡単
投げ込み式フィルターにはこのようにたくさんのメリットがあります。
投げ込み式フィルターのデメリット
メリットは重要ですが、どんなデメリットがあるのかを把握しておくことも大切です。「こんなはずじゃ…」とならないようにデメリットを確認しておきましょう。
- 濾過容量が小さい
- 水槽内での存在感が目立つ場合も
- 濾材交換時にバクテリアもリセット
- 水草育成には不向き
- 見た目が悪い
- だいたいそのうち使わなくなる(器具の在庫がかさばる)
こういったデメリットもあるので、自分にとってメリットとデメリットのどちらが大きいかを考えて購入・使用を検討してみましょう。
メリットから見えてくる投げ込み式フィルターの特徴
まずはメリットから見えてくる特徴を紹介していきます。
作りが単純で使いやすい
実際に商品を見るとわかりますが、構造的には大きく本体と上からかぶせるカバーに分かれています。
本体に濾材をセットしてカバーを被せ、エアレーションチューブを接続するだけです。
エアレーションの流れで濾材内部に水が通る事で水流が生まれ、ろ過が始まります。濾材のセッティングも簡単です。
この説明の画像は取扱説明書の一部ですがこれだけでも充分セットができそうじゃないですか?
エアレーションを兼ねる
1つの水槽でエアーストーンと投げ込み式フィルターの2つを使用していませんか?
別に悪いことではありませんが、よほど過密な飼育をしていなければ投げ込み式フィルターからのエアレーションは充分です。
どちらも使うならエアポンプが2台必要ですし、それだけ騒音も大きくなります。
エアーストン・エアポンプを撤去することで、電気代も騒音も減らす事ができますね。
メンテナンス時期が解りやすい
投げ込み式フィルターは容器が透明なので、下の画像のように内部の汚れ具合が一目瞭然です。
汚れが溜まると目詰まりして、フィルターが充分に機能しなくなってしまいます。
見た目で汚れがひどくなってきたら、すすぎ洗いやろ材の交換を行いましょう。
物理濾過も生物濾過もできる
投げ込み式フィルターに限ったことではありませんが、ウールにも細かい目が無数にあるためろ過バクテリアも繁殖することができます。
最近はこれだけに限らず、投げ込み式フィルターでも化学ろ過(吸着ろ過)ができるろ材も出ているようです。
安価でサブフィルターとしても使える
嬉しいのが安価であることです。「水槽を増やして濾過機を設置したい」「調子を崩した魚がいるから隔離したい」こんな時に簡単に設置することが出来ます。
ただし、エアーポンプの在庫がなければエアーポンプも必要になりますけどね。
サブフィルターを簡単に解説すると、メインのフィルターとは別に「ちょっとろ過を強化したい」というときに使う二つ目のフィルターといったところでしょう。
安価なのでサブフィルターとしても使いやすいです。
入手しやすい
フィルターの中では投げ込み式が最も入手しやすく、「投げ込み式フィルターはないけど他のフィルターはありますよ」なんていうお店はないと思います。
ペットショップはもちろんですがペット用品を取り扱っているホームセンターでも販売されています。欲しい時にすぐ買えるという強みがあります。
好みに合わせたカスタマイズが可能
商品の種類にもよりますが、とくに「水作エイトコア」という投げ込み式フィルターにはろ材の種類はもちろん、フィルターの上部に取り付けることで水流に変化をつけることも可能です。
下記の動画は水作エイトコアの全般的な紹介ですがどんなオプションパーツがあるかも紹介してあります。
水作エイトコアを例にしてオプションパーツに関して少し紹介をします。
標準では投げ込み式フィルターの中心に活性炭濾材がついているのですが下記のような状況に合わせて濾材を交換することが可能です。
-
コケの発生→コケカットカートリッジ
濁りの発生→ニゴリ取りカートリッジ
アンモニアの吸着→バイオカートリッジ
phの低下→金魚カートリッジ
飼育環境や悩みに合わせた濾材を利用することで、より個別のアクアリウム環境に合わせた濾材を選んでカスタマイズすることが可能です。
他にも底面フィルターを簡単に接続してろ過能力を強化したり、投げ込み式フィルターによる水流を調整できるようなエアパイプユニットもあります。
オプションパーツの詳細は別の記事でまとめています。下記リンクから読むことができます。 水作エイトコアにはいろんなオプションがあります。 オプションパーツの組み合わせでアクアリウムの幅を広げる! 水作エイトコアをより効果的に利用するために。 投げ込み式フィルターといえば”水 ...
水作エイトコアのオプション・交換パーツを紹介!組み合わせて適切なろ過を実現!
濾材交換やメンテナンスが簡単
濾材は純正の物なら差し替えるだけなので全く苦になりません。
上記の動画のなかにろ材交換の場面もありましたが、水作エイトコアならワンタッチで濾材が取り出せて交換もできます。
こういったメンテナンスの容易さもアクアリストにはうれしいポイントではないでしょうか。
デメリットから見えてくる投げ込み式フィルターの特徴
メリットばかりを意識しがちですが、デメリットを理解していないと後から失敗してしまうことがあります。
濾過容量が小さい
モノにもよりますが、大きなブクブクを使用しても水槽サイズに合わせた外部フィルターや上部フィルターにはどうしても能力が劣ります。
「ろ過容量が小さい」ということは「水をきれいにする能力が低い」ということです。
多くの魚を飼育したり、エサを与えていると水が汚れやすくなります。
つまり「たくさんの魚を飼育したいならろ過容量を大きくする」ということが必要となってきます。
もちろん濾過だけに頼らず、水替えの頻度を多くすれば水はきれいに維持することは可能です。
水槽内での存在感が目立つ場合も
水槽内に設置する濾過機ですし、サイズもそこそこあります。
そのため「魚よりも投げ込み式フィルターのほうがが目立つ!」ということがあるかもしれません。
「ろ過容量を大きくしたいから」と小さな水槽に大き目のブクブクを入れてしまった日には、濾過器を観賞するための水槽なのか、魚を観賞するための水槽なのか分からなくなる事もあるかもしれません。
見た目もある程度大切にしたいので、できれば水槽サイズに合わせた投げ込み式フィルターを選びたいですね。
濾材交換時にバクテリアもリセット
濾材を交換するとこれまでの濾材に棲みついていた濾過バクテリアも水槽外に出してしまうことになります。
新品の濾材は気持ちいいですけどろ過バクテリアは定着していないのでしばらくはろ過能力が低下してしまいます。
これを解決するには交換した古い濾材をしばらく水槽内に入れておくなどすると、古い濾材に定着したろ過バクテリアがアンモニア分解などになってくれるでしょう。
濾材交換時は水換え頻度を少し増やすという工夫も必要です。
水草育成には不向き
水草の育成に二酸化炭素の添加を行うこともあります。二酸化炭素の添加をしてもエアレーションをすれば飼育水から二酸化炭素は逃げてしまいます。
二酸化炭素を添加するような水槽では効率的に二酸化炭素を添加することができないので、投げ込み式フィルターは不向きといえます。
水草ストック水槽など二酸化炭素を添加していない水槽なら問題ないでしょう。
見た目が悪いかも
金魚水槽やメダカ水槽などでは投げ込み式フィルターは定番とも言えるので外観・見た目が悪いということはなく、かえってしっくりくることの方が多いでしょう。
しかし極端な例を挙げれば、水草レイアウトに投げ込み式フィルターを入れていてはせっかくの水草の水景も残念な結果になってしまいます。
そのうち使わなくなることも
私がろ過能力を高めたくてろ過器を買い替えたように、濾過能力向上のためにブクブクから別のろ過機に買い替えるケースは少なくはないでしょう。
このようにして使用しなくなった器具を「いつか使うだろうから捨てない」と言っていると在庫がかさばってきます。
かと言って、捨ててしまうと「捨てなきゃよかった!」と後悔することもあるので難しいものです。
投げ込み式フィルターがおすすめのアクアリウム
メリットやデメリットを紹介しているので既にわかるという人も多いと思いますが、投げ込み式フィルターがおすすめのアクアリウムを紹介します。
メダカなど小型魚飼育なら投げ込みフィルターで充分
便利な投げ込み式フィルターですが、他の大きなフィルターに比べると濾過能力はどうしても劣ります。
とはいえ、メダカなど小型魚飼育をするのであれば水槽サイズに応じた投げ込み式フィルターで濾過能力は充分足ります。
ただし、エサを過剰に与えたり水換えをさぼったりすると水は汚れやすくなるので注意が必要です。
小型水槽には小型の投げ込み式フィルターがおすすめ
小型水槽といってもそのサイズは様々ですね。小型水槽といえば30㎝水槽などが一般的ですが、それよりも小さな水槽だってあります。
小さな水槽になればなるほど使えるフィルターも限られてきますが、超小型水槽ように小型の投げ込み式フィルターもあります。
例えば30㎝水槽・水量23L以下に適合した水作エイトコアのSサイズです▼▼
さらに小さな水槽用としても、なんと 5L以下水量用として水作エイトコア・ミニ があります。▼▼
これまでは超小型水槽では濾過は困難な状況でしたが、このような超小型水槽向けの投げ込み式フィルターができたことで、より小型水槽の管理が楽になってきました。
水作エイトコア・ミニは浮くという評判も
超小型水槽に適合した水作エイトコア・ミニですが、超小型のためか「浮く」という評判もあります。これ以外にもどんなクチコミ・評判があるのか簡単に紹介したいと思います。
- 緑に濁った水がきれいになった
- 軽すぎて傾ています
- ベタ水槽にちょうどいい
- エアチューブに触れただけで動くのが欠点
やはり本体が小型で重量もないため、エアチューブの曲がり具合ひとつだけでも本体が傾いてしまうようですし、エアチューブを触るだけでも簡単に動くという問題があるようですね。
とはいえ、傾こうが動こうがフィルター内部を通水さえすればろ過能力は発揮できるので効果としては問題はないでしょう。
みんなもやってる投げ込み式フィルターの改造や工夫も紹介
投げ込み式フィルターはそれだけでもろ過能力はあるのですが、さらにろ過能力を高めようと改造をするアクアリストが多くいます。
実際に改造に着手しなくても改造してみたいと考える人は多いものです。
どんなカスタマイズができるのかも別の記事で紹介するのでぜひご覧になってください。ここでは参考までにひとつだけ紹介しておきたいと思います。
この改造は個人的にはろ過能力はかなり向上すると思います。というか私はこれと同じタイプの改造で150㎝水槽を管理していますのでお勧めしないということはできません(笑)
上部にくっついているのは"流動フィルター"というものです。
濾材がグルグル容器内を流動・動き回っています。
これは濾材を流動させることで濾材すべてにエアレーションをかけながらバクテリアの活性化を促し、なおかつ濾材全面に通水性ができるので、より効果的に濾材のバクテリアを活用できるというようなものです。
エアレーションに関する詳しい記事はこちらから▼▼
流動フィルターに関する詳しい記事はこちらから▼▼
このような改造やほかの改造などの記事を別にまとめますので、投げ込み式フィルターの改造の記事は下記リンクよりお願いします。▼▼
投げ込み式フィルターの水流を弱めたい時の工夫
投げ込み式フィルターを使用している方より「水流を弱めたいのですが…」という質問をいただきました。飼育している生体の種類などは分かりませんでしたが、皆様の役にも立つと思うので水流を弱める方法を紹介します。
エアポンプを弱いものに変える
根本的な解決方法としてはこれが間違いありません。ただし吐出エア量が弱すぎると本体内部への水の流入が減少する原因にもなりますので、本体仕様に推奨されている最低吐出エア量のエアポンプくらいまでにしておきましょう。
ちなみに参考として、水作エイトコア各サイズの推奨吐出エア量を掲載しておきます。
- エイトコアL⇒1,000~2,000cc/分
- エイトコアM⇒600~1,500cc/分
- エイトコアS⇒600~1,000cc/分
- エイトコアミニ⇒600~1,000cc/分
エイトコアSとミニは同じ吐出エア量が推奨されていました。
エアパイプユニットで水流を弱める方法も
投げ込み式フィルターから吐出されるエアや水によって水流が強すぎる場合は、水作ならエアパイプユニットの使用がおすすめです。
投げ込み式フィルターの吐水部分にエアパイプを接続することでパイプ内部を水流が流れ、上から吐水されるだけなので水流を確実に抑えることが可能です。水流を苦手とするベタなどの飼育にはもってこいのオプション品です。
上記のものはエイトコアMとSに適合していますが、エイトコアミニにはまた別にエアパイプがあるので間違いないように注意しましょう。
おわりに
本格的な(何をもって本格的とする?)アクアリウムをしている場合、「ろ過は投げ込み式フィルターだけ」ということはほとんど無いように感じます。
とはいっても私の室外の1500金魚水槽のろ過は投げ込み式フィルターだけで楽しんでいるのですが(^^ゞ
投げ込み式フィルターでもしっかりろ過をすることが出来ますが、ポイントとなるのは「手軽さ」と「ろ過容量の低さ」です。
ろ過容量に合わせて飼育や水替えをすれば買い替える必要もないのですが、多くの場合「もっと飼育したい」と考えてしまいがちです。
ろ過容量に合わせて飼育をしていくのか、それとも飼育に応じてろ過容量を合わせていくのか。
私は間違いなく後者ですが、皆さんはどうでしょうか
最後まで読んでいただいてありがとうございます!(^^)!
少しでも役に立つ情報があったと思ってもらえたら、記事の最下からシェアしてもらえると幸いです。
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