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小型水槽での飼育におすすめの熱帯魚はこれ!動画付きで紹介!

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小型水槽では飼育できる熱帯魚が限られてきます。
小型水槽で飼育できるおすすめの熱帯魚を紹介。
熱帯魚の特徴を知ってどれが小型水槽向きか考える

アクアリウム初心者ではとくに初めての飼育で小型水槽を選ぶ傾向にあります。アクアリウムを数年経験していればどんな熱帯魚が小型水槽で飼育できるか経験から理解できるところもありますが、初心者ではどう選べばいいか・何がおすすめなのか分からない事もあります。熱帯魚のサイズが小さければいいというわけでもありません。

今回はとくにアクアリウム初心者が選びそうなアクアリウム環境にもおすすめできる熱帯魚を紹介したいと思います。



初心者が選びやすい小型水槽環境とは

小型水槽と言ってもなかには水温管理がより確実に出来るアクアクーラーや高価な照明器具、高性能のフィルターを利用する事もあるかもしれません。そうなると小型水槽で飼育できる熱帯魚の種類もかなり多くなってきます。しかしいきなりこんな環境を整えるアクアリウム初心者は滅多にいないでしょう。

今回はもっと一般的なアクアリウム初心者が選びやすいアクアリウム環境に合わせて、熱帯魚をおすすめします。

だいたい以下のような環境が選ばれがちですので、下記の環境の小型水槽でおすすめの熱帯魚を紹介していこうと思います。

  • 30cm水槽
  • 投げ込み式フィルターor外掛式フィルター
  • 小型LED照明
  • エアレーションあり

小型水槽におすすめの熱帯魚について

小型水槽は水質の変化が起きやすいことや飼育スペースが狭いことから飼育できる熱帯魚は限られてきます。

おすすめというよりも小型水槽で飼育するための最低条件ともいえるようなものを挙げて見ましょう。

成長しても小型であること

小型水槽は飼育スペースが狭いため大きく成長するものは飼育できません。熱帯魚は大きくなるものでも小さい時から販売されていることがほとんどです。購入時は小さくても一年でかなり成長する熱帯魚も居ます。

もし30㎝水槽での飼育なら素早く泳ぐような熱帯魚なら5㎝程度まで。金魚のようにあまり泳ぎ回らないものなら10㎝、できれば8㎝までのサイズまでにした方がいいでしょう。

熱帯魚の購入前にはどのくらい成長するのか。どんな泳ぎ方をするのかを調べておくようにしましょう。

幅広い水質に適応出来ればベスト

小型水槽だと大型水槽に比べると水量がかなり少ないので水が汚れやすくなりますし、とくに夏場など水温が高くなりやすくなります。水温が低いぶんはヒーターを使えば問題ありませんが、60㎝水槽でも夏場の水温上昇は無視できるものではありません。それが小型水槽になると水温はさらに上がりやすくなるので、寒さに強いよりも暑さに強い熱帯魚を選ぶべきでしょう。

水は水温だけでなくphの変動もあります。水量が小さく変化しやすいため弱酸性から弱アルカリ性まで適応できるような熱帯魚がおすすめです。

穏やかな気性であること

気性が荒く他の生体を攻撃・追い回すような熱帯魚はお勧めできません。

小型水槽だと水草や流木をいれても隠れる事ができる場所が少なく、飼育できる数も少ないことから特定の生体が追い続けられることになりかねません。

攻撃を受けたり追われ続けるとストレスで熱帯魚が死んでしまうことにもなりかねません。そういったところから

性格が温和で、他魚と争いを起こさないこと

小型水槽となると、気性の荒い熱帯魚は不向きです。大きな水槽であれば襲われても逃げ場があるのですが、小型水槽の場合逃げるスペースがありませんので、追われ続けると最終的には弱い方は死んでしまいます。そのためここでは気性の荒い熱帯魚以外を紹介していきます。

もちろん気性が荒い生体でも単独飼育であれば問題ありません。

このような事に注意しながら小型水槽で飼育する熱帯魚を選んでいきましょう。それではここからは小型水槽での飼育をおすすめできる熱帯魚を具体的に紹介していきます。

小型水槽飼育におすすめする熱帯魚

それでは上記までの事を考慮したうえで小型水槽での飼育でおすすすめする熱帯魚を紹介します。

丈夫で定番で美しいアカヒレ

赤ヒレはメダカに似た生体でとても丈夫です。室内での飼育であれば冬にもヒーターは不要です。一見地味なようにも感じられますが、フィンスプレッディングではとても美しい・強い姿を見せてくれます。

また「とても簡単」とは言い切れませんが、比較的繁殖も簡単で一般的な飼育でも赤ヒレが繁殖することがあります。

赤ヒレは適応できる水質も幅広く、水質の変化や水温の変化にも適応能力が高いといわれています。繁殖期には同種同士で追いかけることはありますが多種に攻撃をすることもまずなく、混泳に適した小型水槽にもおすすめできる熱帯魚です。

動画ではフィンスプレッディングの様子を紹介します。

いかがでしたでしょうか。アカヒレを見たことがない人はこれがアカヒレの普段の姿と思うかもしれませんが普段はこのようにヒレを大きく広げることはありません。たまに見せるフィンスプレッディングがとても魅力的です。

熱帯魚じゃないけど定番のメダカ

メダカは日本に生息している生体なのでとくに低水温には強く、冬でも水さえ凍りつかなければ越冬することができます。水面だけが凍るだけならへっちゃらです。とくに高水温にもつよく夏場に外で飼育していても問題ないことが当たり前です。

メダカも地味なイメージがありますが、現在では品種改良で様々なメダカが流通しています。

もちろんヒーターも不要ですし濾過器さえ回していればそれによるエアレーションだけでも飼育することができます。性格は穏やかで多種を襲うようなことはありませんので小型水槽におすすめの熱帯魚です。

 
 
エアレーションに関する詳しい記事はこちらから
↓↓↓
エアレーションの方法と効果!効果的なエアレ・隠れエアレも紹介
 
 
この動画は赤虎メダカという種類だそうです。横からもとくに上から鑑賞しても美しいメダカです(^^♪

 

ラビリンス器官をもつ“ベタ”

ベタにもいろんな種類がありますが、いずれも美しいヒレを持っており人気が高い種類です。小型水槽に単独飼育として飼育されることも多く、それだけの魅力がある生体です。

ヒーターは必要ですがエアレーションは不要です。水中内の酸素が少ない場合は空気中の酸素を取り込める器官“ラビリンス器官”を持っています。

ベタはとても人気の種類で小型水槽にもおすすめできる種類なのですが、気性が荒く多種同種問わず攻撃の対象とすることがあります。とくにヒレが大きいグッピーや同種に対しては攻撃的な行動をとります。ベタは別名“闘魚”とも言われていることから気性の荒さが読み取れますね。

つまり小型水槽の飼育におすすめの熱帯魚ではありますが、混泳させるのには不向きです。お気に入りのベタを一匹だけ飼育するようにしましょう。
動画のベタは特に美しい種類で“ショーベタ”と言われています。赤い個体が目立ちますが、向かい側にいる鯉の柄のようなベタも美しいですね。

 

 

熱帯魚といえばネオンテトラ

ネオンテトラは熱帯魚の代表的な生体です。適応できる水質も幅広くパイロットフィッシュとしてもよくお迎えされるほどです。

一般的なメダカやアカヒレに比べると水質の変化には弱いところはありますが、その美しさは間違いありません。群れて泳ぐ“群泳”でもとても美しいものです。

真っ赤な頭は健康の印!ラミーノーズテトラ

ラミーノーズテトラはネオンテトラと並んでとくにアクアリウム初心者に人気のある種類です。水質の変化に対する能力はネオンテトラと同等でしょう。

赤い頭と白と黒の尾びれが特徴ですが、頭の赤さが濃ければ濃いほど調子がよく赤みが薄ければ調子がわるいことを表現しているといわれており、水質の悪化を示すサインを出してくれると言うアクアリストもいます。もちろん頭の色が薄くなる前に水換えなどはしてあげたいですけどね(;'∀')

メダカやネオンテトラに比べると大きくなりますが温和な性格なので混泳にも向いています。

 

ずっと人気のグッピー

グッピーもとても知名度の高い熱帯魚で水質の変化にもつよく小型水槽にもおすすめの熱帯魚です。繁殖はとても簡単で“増えてほしくないのに増えてしまう”といっても過言ではないほどの経験を私も知り合いのアクアリストもしています。

増えすぎることを考えれば小型水槽に不向きと言えるかもしれませんが、増えてしまったら知り合いに分けてあげましょう(^^♪

グッピーについて以下のような記事を見つけました。

グッピーは熱帯魚で
寒さに弱いため日本では冬を超せない。

しかし、汚水に強く下水ですら生育できるのだ。
そのため、温泉街で下水の流入する地域にグッピーが帰化することがある。
北海道の温泉地でも定着が確認されている。
全国的にではないが、野良グッピーは増えつつあるとのこと。
(引用:きういぱん工房)

このようにグッピーは温かければ日本でも野生化しているようで、このことからもグッピーの強さがうかがえますね。

愛嬌勝負のコリドラス

コリドラスはナマズの仲間です。第一印象は不細工なイメージかもしれませんが、愛嬌が良く可愛らしいことから強い人気を誇ります。

水槽の底を泳ぐので中層~上層を泳ぐ魚とはトラブルになることもなく、沈んでしまったエサも食べてくれるので食べ残しがへることもあります。ただし、食べ残しだけで生きていける物でもないのでコリドラス用にもきちんと餌を与えるようにしましょう。

また、コリドラスも比較的繁殖させやすい種類なので繁殖を試みても面白いでしょう。

 

おわりに

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